Open Seminar Okayama 2017に参加したよ!😋😋😋

概要:

okayama.open-seminar.org

オープンセミナー2017@岡山

オープンセミナーとは

オープンセミナーはソフトウェア技術をテーマにした無料セミナーです。このセミナーの企画・運営は、技術系ユーザコミュニティのボランティアで行われています。

昨年は香川県高松市徳島県徳島市愛媛県松山市岡山県総社市広島県広島市で開催された実績があります。コミュニティ主催のセミナーに参加が初めての方もお気軽にお越し下さい。

とのこと。 そういえば中国地方四国地方でしか見かけたことがない気がしますね。

当日のTwitterの様子をまとめたものが上がっています。 オープンセミナー2017@岡山 まとめ #oso2017

参加の経緯

元々は参加したいなと考えてたんですが試用期間で大阪の会社を辞めたので 正直4月中に転職先が見つからなかったら参加しないでおこうと考えてました。

そんな折にすますん氏から↓のような問いかけがきたことがきっかけになります。

なので素直にそのままの内容を返したところ↓の返答が…

はて参加者?そういえば見ていなかったなと思い確認してみると「Web業界で有名なt-wadaさんとnaoya_itoさんが登壇される…だと…?!」という衝撃の事実! で、気づいたらさくっと参加ボタンを押してました。 京都でもなかなかお二人の講演は聞く機会が少ないのでこれはチャンスだ!!って思いましたね。

結果どうだったか?

最高だった。 いや、誇張とか知り合い補正とか抜きにしても非常にレベルの高い内容の濃いものだったと思います。 これは本当にお世辞抜きでそう考えてます。 講演者同士で「テーマの選定が良い」という話しがあったと某はてなのそーだい氏から聞きましたが、これはまさしくその通りだったと思います。 テーマである「レガシー」が非常に共感を呼びやすく、また体感的にもわかりやすかったことが会場全体の空気感を作り上げる要因になったかなと思います。

講演内容

講演内容に関しては資料をみたりしたほうがいいと思うのでとりあえず所感のみを述べておこうと思う。

レガシーコードの触り方

和田 卓人(タワーズ・クエスト株式会社)

f:id:luccafort:20170513233634p:plain

引用元: Ansibleのテストで使いたい8つのServerspec | Developers.IO

ちなみにこのライオンはスタンドでスタンド名が「ワイルド・サバンナ」というらしい、名前がついてたのか…。

テストコードに関する内容をあっさりと説明…かと思いきやめっちゃいい内容でした。 ぼく個人はこの講演が聞けただけで十分以上に京都から岡山まで来た分の元が取れたな!!と本気で思いました。

ちょうどいま働いている会社のテストコードの指標をどうするか(どこまでテストコードを書くべきか、どこまで書かれているのが会社としてのベターな解答か?など)を話し合ったり考える機会があったのでその意味でも非常に学びがあったといえます。

講演の中で紹介された2つの書籍はこちら↓

レガシーコード改善ガイド (Object Oriented SELECTION)

レガシーコード改善ガイド (Object Oriented SELECTION)

レガシーソフトウェア改善ガイド (Object Oriented Selection)

レガシーソフトウェア改善ガイド (Object Oriented Selection)

実はレガシーコード改善ガイドは持っているのですが積ん読になってしまっているのでこれを気に会社に輪読会を広めてみようかなと考えてます。 それはともかく…

  • レガシーソフトウェア改善ガイドは抽象度が高くリファクタリングやリアーキテクチャ、ビッグリライトに関する内容
  • レガシーコード改善ガイドは実際のピヨピヨしてるレガシーなコードに対する泥臭い対処に関する内容

というそれぞれの特徴があるようです。 つまりどっちかではなく2冊買え!ってことですね、わかります。

それよりもなによりもid:t-wadaさんのライブコーディングが非常に良くてこのピヨピヨしているコードをどうやってリファクタリングするのか?と自分で考えていたコードではどうしても問題があってそれはもう仕方のないことだろうと考えていたのですが いとも簡単にボク自身が問題だと思っていた箇所を解決してしまいました、実にスマートで感心しました。会場内からも似たような静かなざわめきがあったのでボク以外にも同じように感じた方がいたのだろうと思います。

レガシーを解決する開発プロセス

角 俊和(NHNテコラス株式会社)

年間1万km走るロードバイクガチ勢のお話し。 お話し自体にガチ勢的要素は皆無だった。

自社プロダクト開発における闇にどう立ち向かったか?またその方法に関して詳細な方法。 一番質疑応答が多かった講演、恐らく参加者の多くが多かれ少なかれ似たような事態に遭遇したことがあり共感度が高かったためだと思う。 資料が非常によくまとまっていたので資料が公開されたらURLを会社のSlackに投げておこうと思う。

50年間の流通業の変化と、未来づくりのためのイノベーション

中山 博光(株式会社リゾーム)

流通業がどう変化していったか、今後どう変わらないといけないのか。 「チャンスは心構えのあるものにやって来る」というのは言葉は違いますが「手を動かしたやつが一番エラい」というのと多少のニュアンスの差はあるかもしれないですが大筋では同じことなのかなと思いました。

最新ツールでレガシーをぶっ飛ばせ

山本 裕介(株式会社サムライズム)

個人的に今日持って帰りたい言葉でNo.1だった「コードレビューがレガシーになってきている」が衝撃でした(言葉の細部は違うかも…)。 確かに言われてみればGithub上でレビューを行うときに不便だなと感じることがあります。 ところがこのツールはそういうものだと最初から考えてしまっていたためレガシーだという意識がなかったという事実に気づきました。 またUpSourceはかなり良さそうなツールだと思うので月曜日にでも会社で広めたいと思います。

追記:

とのことだったのでみんなUpsource使おうな!

一応動画もあった、但し英語だけど。 まあなんとなくなにやってるのか?はわかると思うので一応貼っておく。

www.youtube.com

データベースリファクタリング

曽根 壮大(株式会社はてな)

はてなの話しをしなかったはてな社員id:Soudai。 30分枠なのに101枚のスライドはやりすぎだと思いますが書かれている内容は非常に良かったです。 いま働いている会社で担当することになる案件が既存のDBを踏襲してコードを書き換えるというものでまさしくそーだい氏のいうところの「DBの寿命はサービスの寿命より長い」事例にあたります。 なので実務的な意味で非常に参考になりそうだなと感じて聞き入っていました。 また仮想列という機能があったことを知らず、こんな機能があるのか!と思いました。

絶版本とのことでしたがデータベースリファクタリングが良さそうなので買ってみたいと思います、でも7kはちょっと高いので再販してほしいなぁ…。

データベース・リファクタリング

データベース・リファクタリング

  • 作者: スコット W アンブラー,ピラモド・サダラージ,梅澤真史,越智典子,小黒直樹
  • 出版社/メーカー: ピアソンエデュケーション
  • 発売日: 2008/03/26
  • メディア: 単行本
  • 購入: 10人 クリック: 211回
  • この商品を含むブログ (53件) を見る

未来のWebとレガシーな技術

阿部 正幸(株式会社KDDIウェブコミュニケーションズ)

一般にWeb業界で「レガシー」という文脈が現れた場合これはネガティブな意味合いで使われることが多いです。 ところが「レガシーとは枯れた技術である」というポジティブな意味合いもあるのだという文脈で語られたのがこの講演の最大の特徴にして最大の功績だと思います。

技術的負債と向き合う

伊藤 直也(株式会社一休)

OSO2017に参加することになった最大の理由。 元々ぼくは #rebuildfm というPodcastのファンでその中でもビッグ3と伊藤直也さんのファンなのでこの講演を心待ちにしていました。

内容のいくつかは先日公開されてバズっていたCodeIQ Magazineの記事伊藤直也氏が語る、マネジメントで本当に大事なのは「問題にフォーカスする」である理由と似たような話しが多々ありましたがそれを感じさせないのはやはりこういう講演慣れをしているからなのでしょうか? この点はid:t-wadaさんにも感じたのでなにかそういう技術的なものや経験値的なものがあるのかもしれないですね。

話している内容は当たり前に出来ていないことを当たり前にできるように少しずつ少しずつ進めていった結果が今だ!という印象が強かったです。 これは #rebuildfm を聞いているときにも感じていたことなので驚きはなかったのですが3年という短期間にそれをなしていったというのはやはり非凡な印象を持ちました。

みんなイディオムの話に夢中になってるけど問題の本質を解決するにはアーキテクチャをなんとかしないといけないといったニュアンスの話しは最近ぼくも感じることがあったのですんなりと受け入れる事ができましたね。

その際に上げられた書籍がこちら↓

Patterns of Enterprise Application Architecture (Addison-Wesley Signature Series (Fowler))

Patterns of Enterprise Application Architecture (Addison-Wesley Signature Series (Fowler))

こちらの日本語訳がAmazonにあったためTwitterにPostしたんですがAmazonのレビューをみるとあまり翻訳がよくないということらしい。 それをそのまま鵜呑みするわけじゃないですが原著側にレビューをみると原著自体がその辺も考慮されてるっぽい感じなので英語の勉強も兼ねて試してみようかなと思っています。

最後のまとめが「バランスだいじに!」だったのでやはりこの手の問題に関する絶対的な解決策ってないので都度バランスを調整する必要があるという当たり前といえば当たり前の結論に帰結しましたが参加者側からも「そうだよね、バランス大事!」というポジティブな反応が返ってきていたので皆さん思うところや感じるところがあったのかなと思います。

日経電子版 レガシーが教えてくれる危険なサイン

武市 大志(株式会社日本経済新聞社)

日経新聞というレガシーという意味ではこれ以上ないくらいレガシーな組織での悪戦苦闘の日々と挑戦の歴史の紹介。 話しを聞いていく内にだんだんと重くなっていくという会場内の空気もちょっと(かなり)重苦しくなった頃 「新聞社の伝統を見直した」とYahoo!さんなどに取り上げられたが「いや、そんなつもりはなかったんですけど..」という一言で綺麗さっぱり消えたので笑いは大事ですね!

この講演の資料もやはり会社としての歴史がないこともあって非常に含蓄のある話しばかりだったので資料が公開されたら会社にあげておこうと思います。

企業もインターネット中心のアーキテクチャにしよう

長谷川 秀樹(ハンズラボ株式会社)

正直この段階だとかなり満足していて講演が始まるまえは「あー最後の講演だどんあ話しするのかなー」と割りと気が抜けていたように思います、今にして思えばですが。 ところが掴みからドッカンドッカン笑いは起こるわAmazon Goの実際の(コンセプト動画でない)買い物風景が動画で紹介されるわで一気に真剣モードに切り替わりました。

最初に「キラキラ系のひとにはつまらない内容です!」と仰ったが全然そんなことなくめちゃくちゃ面白かったです。 Amazon Goの話だけでも1講演できるんじゃないか?と思える内容でしたがそこはそれ、レガシーというテーマに沿った発表をされましたがそれもまた負けず劣らず素晴らしい講演でした。

正しいことを正しく運用するためにどうするのか?という会社員の悩みに対して正しい権威の使い方を教えてくれているように感じました。 このあたりはNHNテコラスのかたや日経新聞社のかたもうまく使いこなしていたなあと感じました。 権威を上手く使えばできないことは少ない、そのような印象を受けました。

Pixivとアニメイトラボが社会人留学生制度でエンジニアが行き来してましたがこういう制度で短期的にハンズラボに移籍して働いてみたいなと思いました。 講演中に使用されていたポインタは↓ 結構お高いがApple限定カラーのやつは20k近くするらしいヤバい。なお東急ハンズでは取扱がない模様、残念!

まとめ

というわけでまとめです。 今回は本当にセミナーのテーマが秀逸だと思っていてそれぞれ別々のアプローチで話しているのだけど 少しずつ交わる部分があってそれが相互補完関係のように話しが繋がっていく感じがすごく面白かったです。

このあと「日本一の懇親会会場」である座・スタジアムへ移動してそこでも大盛り上がりしつつ閉会と相成りました。 その際にぼくにとっての憧れ、naoya_itoさんと握手と写真を撮っていただきました!!! もう思い残すことはない……Ω\ζ°)チーン

「芸能人でもないのに…」とご自身も仰ってましたがそういう見世物的なことをして良いのか?という思いとそれはそれとして憧れのエンジニアのかたと写真がとりたい!という思いがありましたが快く写真をとっていただけて本懐を遂げた思いです、いやほんと来てよかった…。

その後、宿泊施設に戻ってシャワー浴びて事前にほぼほぼ埋めておいたアンケートを出してからこれを書いてるんですが2時間くらいたってて眠いのでもう寝ます! 書き漏れや追記などは明日以降に気が向いたらします。

地方の勉強会は都会に比べてどうしても数が少ないからかその分密度というのか濃度が濃い傾向があります。 だからこそ楽しい、来年も参加したいと思えるイベントになっているのだと痛感します。

OSO2017のスタッフの皆様、ご苦労様でした! また来年OSO2018に参加させてもらいたいと思います、次回は会社の同僚を連れてきたいと思います。

そして参加する経緯を作ってくれたすますん氏に双子の赤ちゃんが生まれたということなので感謝の気持ちも込めて、後日干し芋から何を送りつけてやろうと考えてます。

それでは皆さんお疲れさまでしたー。

会社員をしながら副業をしようとするひとへ

タイトルは釣り気味だ、期待したひとはすまない。

最近会社員+副業をしていて感じたことなどを書いておこうと思う。 ちなみにぼくが副業にジョインしようと思ったのはいくつか理由があるが主に↓の理由が大きい

  • 将来的にフリーランスや起業したり、スタートアップで働くときの良い経験になりそう
  • リモートワークを体験したかった
  • プロダクトに対するビジョンに共感した(社会的課題とその解決策やアプローチに魅力があった)

時間的な束縛が(想像以上に)きつい

これはある意味で想定外だったのだけど時間的な束縛が結構きつい。 これは副業先から求められているわけではないし、本業側の業務時間が長い…というわけではなく「自分が考えている以上に自分だけの時間が取れない」ということだ。

ぼくは副業先との契約が「週10時間勤務の時給制」で契約している、就労形態というのかわからないがだいたいリモートでコミットしている。たまに事務所に出向いて3〜5時間ほど事務所でやり取りしたりコード書いたりすることがある感じだ。

さて、本業の会社の情報も書いておかないといけないと思うので書いておくと本業先はフレックスタイム制を採用している。 エンジニア職はコアタイムに会社にいればOKという緩い感じの出勤形態なのでだいたい9:30~18:30で働いている。 その後、家に帰ってくるのが19:00、19:30とかそれくらいになるのでそこからご飯を食べてお風呂に入って〜とかやってるとすぐさま21時くらいになっている。 その後で2〜3時間ほど副業のコードを書いたり設計をしたりしている。

当初は土日に10時間働けばいいかーと考えていたが結構これが難しかった。 恐らく一人暮らしなら可能だと思うがいまのぼくは実家に寄生している身なので家族から「あれやってほしい」とか集中力を阻害するノイズが結構発生する。 結果として自宅で10時間、副業に専念するという環境が整えられなかった。

またエンジニアとして自習する時間の捻出が非常に難しくなった。 技術書を読む時間やTechブログを読む時間、コードを書く時間などがガリガリ削られていてなかなかこのバランスを保つのが難しい。 どうしても勉強出来ない、する時間が捻出できないというのが結構ストレスになる部分がある。 これは完全に想定していないストレスだった。

今にして思えば「土日のどちらかにn時間コミットする」というような形で就労契約を結んだほうが良かったかもしれない。 特定の曜日に限定してしまえばうだうだ考えることもないし予定がある場合はその旨を伝えればいいだけだ。 毎回「次回作業日はいついつの予定です」というやりとりが面倒くさいなと思うようになった。

コンテキストスイッチの切り替えコストが結構高い

使っているフレームワークやバージョンなどの違いがあるためコンテキストの切り替えコストが思った以上に高い。 今のところ致命的な問題は発生していないがコーディング規約的な部分で微妙に異なるところがあって 注意しないとたまにそういう些細な部分の引っ掛かりが起こってストレスが溜まることがある。

go fmtみたいな機能が全ての言語に標準で実装されてほしい、うがー!!!

技術的パラダイム

副業先がスタートアップと言うかベンチャーというのかわからないが 少数精鋭のフリーランスがリモートワークでサービスを開発したという経緯もあって非常にモダンな環境で構築されていて非常に学びがある。 リモートワークで働く人が多いため、READMEなどの情報共有や最適化が進んでいるように感じた。 これはそれらを整理してくれたエンジニアの嗜好もあるとは思うが副業を開始したその日から実際にコミットできるように環境が整えられていて感動した。

本業で学び得る技術体系とは別のストリームに触れる機会が単純に増える。 相互作用する部分があるのでどちらにも良い影響が発生する部分がある。

ツールが混在する

本業と副業で使っているツールが同じなためそこそこ面倒なケースがある。 SlackだったりBitbucketだったり。

基本的に本業の会社では会社から支給されているMacBookProで仕事をしているのですごく困るわけではない。 …が「投稿先を間違ってしまうのではないか?」という不安がちょいちょい発生する。 本質的でないところで疲弊している感じがしてすごく無駄に感じる。

アウトプットが求められる

これは会社で働く以上に副業では求められている。 いつ作業をするか、どれくらい作業をしたのか、時間単位でそのコミットメントは十分な成果なのか?などなど やはりリモートワークだと会社で働くとき以上に気を払う必要がある。

自分に対する成果報酬の設定がわからない

副業先の給与計算は時給なのだけどいざ契約しようという話しになったときに「そういえば給与はどうしますか?」と聞かれて困った。 mizchi氏がフリーランスになる際に「お前は名前が売れているので安く売るな」みたいなことを言われたという話しを見ていて 「そうそう、君たちみたいなスターエンジニアは安売りしちゃいかんよ!」とか思ってたがいざ自分で自分の値段をつけろと言われるとなかなか困った。

なので副業を始めるなら最低限これくらいは必要でそれが払えない場合は応相談という下限や基準値を先に考えておいたほうが良い。 ぼくはとりあえず京都市最低賃金から始めた、これはどれくらいコミットできるかわからないし求められている成果を出せる自信がなかったからだ。 あと成果出しても「給与上げない」ということならそれはそれでぼくのほうで副業先に対して見切りができると考えているからだ。

今のところ給与以外は紳士な対応をしてもらっていて非常に良い環境においてもらっていると認識している。

おわり

だいたいどこかで誰かが書いていたようなことと重複していると思う。

まだ1ヶ月ほどだがいい面も悪い面もあるそれぞれあって当初の目的はすでに達成できたように思う。 あとはもっと成果や結果に結び付けられるようにしていきたいと考えている。

あとこういうことを書くと「あなたは優れたエンジニアだから副業できるのだ」みたいな話しをたまにされるが全く持ってそんなことはない。 ぼくはたまたま就職先を探していたときに副業先が求人していてそこに話しを聞きに行った際に機会を得ることが出来たというだけの話しでしかない。

副業先の提示した給与がぼくが望む金額に達していなかったのでその場で辞退を伝えたのだが「サービスには将来性を感じる、ぼくも同じ問題を解決したいと考えている」というような話しをしたところ「だったら週末のみでいいのでコミットしてくれないか?」ということでジョインする流れになったというだけにすぎない。

なのでもし「副業ってどんなもんじゃろか?」という人はフルコミットが必要でない仕事を探してみるのもいいのではないかと思う。 ボクの場合は運に恵まれた部分が大きいが良い経験をさせてもらっている。 また副業だと本業よりも気軽に参加できるし、何かが違うな?と感じたら辞めるのも本業ほど深刻になりにくい…この辺は契約次第ではあると思うが。

BlueGiant

以前から「これ絶対面白いやつだから完結してから一気に読むぞ!!!」と思ってたBlueGiantを先日大人買いして一気に読了した。 結論からいうと非常に良かった。

四月は君の嘘がカラフルな極彩色に彩られた水玉模様な音楽漫画だとしたらこっちはセピア色の音楽漫画というところだろうか? ぼくは元々ジャズが好き(といっても超有名どころくらいしか知らないライト層)なのだけどその点を抜きにしても漫画として面白かった。

巻末のおまけ漫画で作者が読者から「(作中のジャズの)音が聞こえてくる」というような感想をもらって感動したというくだりがあったが ぼくもご多分に漏れず音が聞こえてくるような錯覚に陥った。

ぼく的三大音楽漫画としてランクインしました、おめでとう!👏👏👏👏👏 ちなみに残りはBeck四月は君の嘘。 のだめはギャグ漫画だと思ってるのでそもそもカテゴリー内に存在してない。

というわけでBlueGiantは全10巻なのでオススメ。 続編あるけど。

というようなことをサントラ聞きながら書いてた。 アニメ化したとかでもないのにCDアルバムが売ってるのってあまり聞いたことない気がする。 一々バラバラに買わずにすむし、非常に助かる。

ありがてえありがてえ。

サックス買える&音楽教室に通うだけのお金が欲しい。

SHIROBAKO鑑賞した

近しい友人や同僚、あと #rebuildfm などでもよく話題にあがっていて面白そうだと思ってはいたのだけども題材がアニメータということで「どう考えてもこれ胃が痛くなるアニメやんけ!いやだああああああ!!!」と今まで観たいと思いつつも観てこなかったんですがとうとう観念して鑑賞しました。

結果、めっちゃ良かった。 実際のアニメ現場のつらさを1/100くらいマイルドにしているっぽいので胃が痛むことなく普通に楽しめた。 東京トイボックス読めるひとなら余裕ですね、つーかつらさだけなら響け!ユーフォニアムのほうがヤバかった。 あのアニメはそこがウリのひとつなんだけども。

当初は瀬川さんかっけー!と思ってたけど途中から一人おいてけぼりくらったずかちゃんを応援してたらまさかのあの展開のあとにこう来るのかよ!!! …って感じで最高でしたね、ずかちゃん。

SHIROBAKO基本的にキャラクターがよくてだいたい当初は何かしらクズいキャラもあとあといい面がフォーカスされて「ああこいつもそんな悪いやつじゃないんだな…」とか思えるんだけど唯一例外がいた。 平岡あああああああああああああ!!!

すごい気持ちとかやってることとか理解できるだけに白いキャンバスについた黒い染みのようにクソ目立っててこのキャラだけはどうにも駄目だった。 最初はクソウザいだけのタローですらマシになったというのに…。

ただ個人的に一番いいキャラしてるなと思ったのが「万策尽きたああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」でおなじみ本田さん。 監督を座敷牢に収監した話しがぼく的に一番SHIROBAKOで面白かったですね!

正直PAワークスのアニメは当たり外れが激しい(ぼくのストライクゾーンの話し)と思っていてSHIROBAKOは多分外れなんだろうなーと思ってたけど おもったよりもとっつきにくい感じがなくて面白かった。 今期のサクラクエストも個人的には期待しているのだけども最近ちょっと忙しくしていたりでアニメの消化率が悪化していてきちんと追えていない。 ただSHIROBAKOよりも好みな感じの話しなので楽しみしている。

これでもう「SHIROBAKO詰んどきますね!」って後輩氏に言われなくて済むぜ、ひゃっほい!!

スーパーロボット大戦V

スパロボVをようやくのことでクリアした。 ぼくにしてはかなり時間がかかって2ヶ月ほどを要した。 ただこれは転職活動や読書を意図的に優先した結果なため恐らく集中してやっていればいつもと同じ時間でクリア出来たのではないかと思う。 プレイ総時間はだいたい50時間くらいだった。

まとめ

シナリオ:ツッコミどころや不満点はあるものの普通 ゲームシステム:良い ゲームバランス:ぬるめ 総評:まあまあ楽しめた

少なくとも2周目を開始する程度には楽しめている。

感想

いつもビギナーモードとか用意されているけどだいたいノーマルモードで開始してしまうことが多く、ビギナーモードを体験をしたことがなかったので今回初の試み(というほどのものではないが)としてビギナーモードから開始してみた。 今作のスパロボは割りとバランス調整が緩めというか、ここ最近のスパロボのようなぬるさだったので割りといい塩梅なのではないかと感じた。

トーリー

トーリーに関するレビューは差し控えておく。 多分書くと荒れる気がするので。

ゲームシステム

ゲームシステム面に関してはちょっと面白い試みが実装されていて良かったように思う。 ファクトリーやスキルルート、スキルプログラムなどで自分のお気に入りを強化するのは昨今のゲームシステムなどを鑑みれば割りと良いバランス調整がされていたように思う。 スキルを売買できるというのも調整が効きやすくて良かった。

戦闘システム

戦闘面の改善としてはEXアクションが良かった、EXオーダーは使いどころが難しいというか使わなくてもさくっと倒せることが多くあまり活用できなかった。 これはビギナーだからだろうと思う、SRポイントとるようなシビアな条件だともう少し使いどころがあったのかもしれない。

他にもユニットの特殊能力にはかなりお世話になった。 特によく使ったのがナデシコのシステム掌握で敵がわらわら寄ってきたら使ってそのターンの敵フェイズで撃墜&HPを削るという感じで非常によく使っていた。 1マップ1回の制約だったがもう少しこの制約は厳しくても良かったかもしれない(EXカウントが一定値以上とか気力が一定値以上とか)

ユニット&キャラクター

最近スパロボの最新作をやってなかったように思うので割りと久々なのもあると思うが主人公が弱体化してるように感じた。 機体もそこそこ強いが10段階強化すれば鬼のように強い!ということはなかった。 とはいえ、使いやすい感じに仕上がっていたので以前までのバランスブレーカー的な存在でないというだけで十分強いような気もする。

今作で強いなと感じたのは戦艦ヤマトだろうか。 硬い・射程長い・攻撃力高いと精神コマンドの鉄壁&必中かけて突っ込ませるだけで削り役として大活躍してくれた。 次点でナデシコ。 今作は戦艦系が強いなあと非常に感じることが多かった。

個人的にはグルンガストヒュッケバインが出てきてテンション上がった。 参式やmk-3に機体が変わるのかと思ったら兵装追加だけで終わったのでちょっとガッカリしつつもそういうのはOGでやれ案件なのでこれがベストな解答だったように思う。

主人公機の定番乗り換えイベントはスピード型かパワー型か選べる、1周目はスピード型を選択したところ削り役として優秀だった。 今2周目を開始しているのだが次はパワー型にしようと思っている。 (2周目は女主人公で始めるか迷ったのだが結局男主人公で進めている、3周目は多分女主人公になるんじゃないかな…)

周回プレイ

今作から?なのか資金やTacP(スキル付与などに使う)が100%引き継ぎになってる。 その反面強化パーツなどは引き継げるものが制限される(1周目クリアだと5個のみ) ボーナスシナリオは1周目でクリアしていると選択するだけで報酬&強化パーツがもらえる、これは非常に楽。 Tacカスタマイズは1周目で選択したものを引き継ぐがそれとは別にもう1回選択できるので3回周回プレイすれば全て埋めることができることになる…はず。 (もしかしたら4周目から増えるとかありそうだけど)

全体的に周回プレイ周りのシステムは以前までのものよりも良くなっているし、今後もこのシステムを継続して欲しいと思う。

不満点

不満点としてはシナリオがちょっと突っ込みたいところがあったり、3つの世界を行き来するわけだがその世界名がわかりにくい点があったりすることかな。 あとサブ主人公が仲間になるまでが長すぎる気がしている。 シナリオ上仕方ない気もするがもうちょっと早くに登場してくれー!って思いながらプレイしてました (特別強いわけではないし、合体攻撃があるわけでもないが)

さいごに

正直なところすごく面白い!というわけではないがバランスよくまとまっている、というのが本作の感想だ。 今回始めてビギナーモードを使ったわけだが良くも悪くもストーリーだけを楽しむならこれで十分だなと感じた。 ただやりごたえとかトロフィー集めみたいなことをしようと考えるひとにはあまり向かないのかもしれないと感じた。 今後は1周目はビギナーモードでやって、そのあとはいつもどおりのモードで周回プレイをする形に落ち着きそう。

あと久しぶりにZZ使って薙ぎ払え!出来たので余は満足じゃ。

自己紹介

今週のお題「自己紹介」

ハンドルネーム:

ハンドルネームがだいたい「なんて読むかわからない」シリーズの何番煎じかわからない感じの人。 なお「ルッカフォート」と読む、ちなみに造語だ。

ハンドルネームの元ネタはランドリオール(おがきちか著)という漫画。 主人公ではなく主人公の親父が好きだったのとたまたまネトゲでアカウント名を何にするか決めろ!って言われて困ったときに近くにあった&そのときすごい好きだったのでそのまま採用。 スペルがわからなくて困ったのだがイタリアにルッカ地方(lucca)というのがあったのでそれにfortを追加してそのまま登録した。 お菓子のアルフォートと似てるけど別に好きじゃない、ぼくはきのこ派なんだすまないなのび太

趣味:

漫画・ゲーム・アニメ。 好きなアニメは神秘の世界エルハザード無限のリヴァイアスBPS(バトルプログラマーシラセ)、氷菓僕だけがいない街舟を編むユーリ!!! on ICEとかそんな感じ。 萌え系アニメや日常系アニメは苦手傾向が強い。例外もあるけど。

ゲームはディスガイアとかスパロボとかJRPGとか。 特にクロノトリガーとかクロノクロスバハムートラグーンあたりは何度やっても良い。 おっさんなのでチョイスが古いが許せ、あとDQ派ではなくFF派なんだすまんな。

漫画は好きなの多すぎるので特にこれ!というのを3つだけ。 プラネテス惑星のさみだれ、王様たちのヴァイキング。

スポーツだとフットサルとサイクリング、次点で硬式テニス? 長友が現在所属しているインテルが好き、次点でマンチェスター・シティー。 サイクリングはひとりで気ままにいくのが良い。 硬式テニスはまたやり始めたいと思ってる、どっかスクール探そうかな。

最近は家だと読書が捗らないのでカフェ巡りしながら読書に向いている喫茶店やカフェを探してる。 行き着いた先が鴨川デルタにサーモスの水筒に珈琲いれていくなんだけどな。 ラノベも読むし、それ以外の自己啓発系も読む(好んで読むのはほぼない)。 当然だがWebエンジニアなので技術書も読む。 ただ基本ミステリ小説か歴史小説が多い。

書いているもの:

基本的にはただの戯言をあげているだけ。 一応読書履歴としての側面もあるけどあまりはてなブログはそれに適したフォーマットでないとは常々感じているので読書履歴に関しては別の媒体を探してる。 あとは転職・退職エントリ書いたりするとPV稼げるけどそこにしか注目いかないのはつまらないなあと最近思ってる。 やってるゲームのレポートとかをあげるようにしようかどうか迷ってる。

以前までは技術的な投稿をあげようかと思っていたがあまり書かないので勉強会参加した報告だけになってしまって微妙い。

以上、自己紹介終わり。

隣の会社訪問さんしてきた

転職活動の関係で東京に行くことになったのでせっかくなので以前から行こうと思ってたけど行けていなかった友人知人がいる会社を訪問させてもらおうと雑に↓な感じの内容を投げたところあら不思議

とお三方全員からOKをいただいたので会社訪問してきた、やったぜ!!!

…正直なところ1社くらいは「急すぎるから無理だよ><;」ってなると思っていたら全員からOKもらって焦った。 おかげで非常にタイトなスケジュールであまりゆっくりできなかったw もし次回があるならきちんと時間配分して回ろうと思う。

あ、手土産は京都駅で買った生八ツ橋です。 絶対人数分用意できないなって思ったので数は適当に選ばせてもらった。

株式会社mercari

まず午前中はフリマアプリでは独壇場とか言われてるらしいメルカリさんにいってきた。 場所は六本木の六本木ヒルズ。 どうでもいいけどいつも六本木は入り口わからなかったりで迷うのでもっとわかりやすくしろ感ある。

社内の撮影は「基本画面とか写り込まなければOK!うちは性善説でみんなの良心を信じてるからね!」とのこと。カッコいいじゃねえか。

ということで遠慮なく撮影。

メルカリる

Mercari’s office.

メルカリのお土産はシールとボールペン!

ひろーい!

ここでお弁当とかもらえるらしい、裏山

メルカリさんは社内がすごい静かでみんなもくもくと仕事をしている感じが印象に残ってる。 id:mhidaka とはぼくの転職状況だったりとかスタンディングデスクはいいぞ!とか高級椅子ほしいよねーとかそういう話をした。 あ、あとはGo言語はGoogle神が作った箱庭なんだけどそれがいい!みたいな話しをしたりした。 ドリンク飲み放題だったり、MeetUp用にビールが常備されててすごかったw …下戸なのでビール飲めないのがちと残念だったけどな。

とりあえず開発することに専念できそうな環境が整っているし、エンジニアだけじゃなくて働きやすさが追求されてるような印象を受けた。 お昼も社内でお弁当もらえたり、飲み物飲み放題だし、お賃金高いし(想像)もっとお前らお金を社会に還元しろよ感がすごかった。

そういえば手土産の生八ツ橋を目の前で食べたのは id:mhidaka だけだった件について。

株式会社pixiv

毎週開催しているというPixivランチに潜入させてもらった。 こちらはようてんさん(@youten_redo)と無職コンビで乱入させてもらった。 正確にはようてんさんは無職じゃなくて有給消化中らしいけど。

Pixiv サンダー

潜入した

エヴァカラーっぽい机と漫画いっぱいなの裏山。

椎名高志御大の絵馬があるのはさすがに想定外。漫☆画太郎もあったけどあっちはモザイクかけなあといけないので自重。

pixivさんはメルカリさんと一転して全く異なる文化でワイワイガヤガヤという楽しい喧騒に満ちた空間だった。 こんそめさんが「サークルみたいでしょ?」といっていたが部活とか大学のサークルや同人サークルみたいな感じの空気感だった。 pixivランチでいただいたお弁当が美味しかったです!

同じ机にいたエンジニアの方と話す機会があったので自己紹介したりされたりして街中で道を尋ねられたときの地図の話しで盛り上がったり、AndroidやVRな話しをしたりと割りと四方八方に話題が乱れ飛んでいて面白かった。 これでお酒が入ってないというのが恐ろしい…。 社内でインターネット上のアカウント名が普通に通じるあたりがさすが!って感じだったりとか誰に聞いても画像や動画などの開発を個人でしてます!みたいな話しがポンポン飛び交っててレベルの高さを実感しました。

ランチ後にある社内LT兼報告会のようなものにも参加させてもらい福岡オフィスがどんな感じであるとか今後どういう方向性を目指すのかみたいな話しを聞かせてもらった、部外者なのに!

その後こんそめさんに社内を案内してもらい増床したというオフィスも見学させてもらった。 いい意味でオタクらしい雑多な空気感が醸造されている感じで実にぼく好みだったね!

Wantedly株式会社

最後は転職活動でも大いにお世話になっているウォンテッドリーさん。 実は写真を撮り忘れてしまったので1枚しか存在していない、せっかく遊びに行ったのに!

Wantedlyさんにも行ったんだけど写真撮り忘れてこれしかない、残念…南無

お土産あげたと思ったらお土産をいただいていた…なにをいってるのか(ry

ウォンテッドリーさんはメルカリさんほど静かなわけでもなく、かといってpixivさんみたいな騒がしさがあるわけでもないというちょうどその中間だった。 ところで呼び出しが電話とかでなくiPadでいまどき!みたいな感じだったんですがそこに住友さんの名前がなくて担当者呼び出しできなくてちょっと困ったので次回は登録しておいてもらえると助かりますw

ウォンテッドリーさんでは「メルカリさんいってたんですよね、どうでした?」とか「実はウォンテッドリーは…」みたいな裏話っぽいことから技術書典2お疲れ様でした!みたいな話しをしたり、高級住宅街のど真ん中だから高そうだよねーとかお土産にいただいた技術書典2の出品作の説明だったりとか聞いてました。

かなりいろいろなところがオープンな会社なんだなーと感じたのが印象に残ってますね、ぼくの勝手な想像だともっとクローズなところがあるのだろうと思ってたけどそんなことないみたいな話だった。 あとスタートアップやベンチャーの会社さんってだいたいサンフランシスコっぽいいかにもIT!みたいなインテリアにすることが多いんだけどもその中でウォンテッドリーさんはまるでアメリカの家具屋っぽい雰囲気という一風変わったインテリアで配置されていたのがモダンでかっこよかったですね!

まとめ

ってな感じで三者三様ならぬ三社三様な会社文化に触れられて実に堪能出来ました。 どの会社も自分たちのサービスを発展・進化させるためにどうするのか?をとことん突き詰めているなあと言葉の端々から伝わってきました。 それぞれのアプローチは異なるもののみている方向性、進もうとしてる向きというかエネルギーのようなものには奇妙な共通点のようなものを感じました。 その分エンジニアに求められるもののレベルも当然高くなるけどもその分会社が与えるものもレベルの高いものを与えるような環境になっているという良い意味での循環を感じました。

ということで隣の会社訪問さんでした。 この他にもお会いしたい方や訪問したい会社さんもいっぱいあったのですが突発なのとなにぶんあまり時間がなかったので 「うち来てよ!」とか「遊びに来てもいいよ!」とかって会社さんがあれば教えてくだせえ。