2割に集中して結果を出す習慣術

結論:

なにはともあれ結論から述べる。

この本は愚にもつかない内容だし、全体的に目新しさも具体的な解決の話もほぼ皆無だ。その辺にある自己啓発本に書かれているものと然程変わり映えしないものだと思う。

だけれども疲れているときや精神がネガティブなとき、ダウナーな思考が続いているときに読み返すと「これは出来ている」「これは出来ていないから出来るようにするには○○しよう」という一種の踏み絵的効果がありそうだなと思った。

全てを満たす必要はないが「自分が出来ていない重要なこと」を見える化するのにちょうどよいページ数と文章量になっている。

感想:

殆どは「やらないことを決めよう!」とか「やることを絞って短時間でやりきろう!」とかそんな話しばかり。 なので当たり前の話ししかされていない。

その上で「これ出来ていないな?」と強く思ったのが以下の5点。

  • 最も効果を出している人にインタビューする
  • 強みを活かした成長戦略を考える
  • まずやることを決めて、とりあえずスケジュールにいれる
  • まず試しに動いて、本格化させる
  • 満足度を数値化し、グレーゾーンを見出す

気になった点や意見、反論、補足なんかをメモしていたけどやはり自分にいま大きく欠けていると自覚している点である↑の点が印象深かった。 奇しくも今は年末であるし、忘念する前に本書を読んだことで振り返りが出来た気がしている。

来年はこれらを課題としてPDCAを回していこうと思う。 そういう意味では1200円だったし、その分の価値くらいはあったかなと思わなくもない。

手元においておいて、ダウナーやネガティブな思考に陥ったときに読み返して「どう解決するのがよいか?」を自問自答するきっかけにしたいと思う。

ちなみに本書を手に取った動機だが「副業と本業忙しすぎて時間が足らん、どうすればいいんだ…」みたいに悩んでいたときにたまたま本屋で目についたから。 そういう意味では当初の問題に対する寄与は全く与えていないので解決に繋がるわけではないが見直しを行う際のチェックシート的なものだと思えば買って損したということもないのかな?というのが素直な気持ち。

ただこの本を購入することをおすすめするか?と問われたら図書館とかで借りて読んでみて面白い、あるいは買ってもいいかもな…という気持ちになったら買ってみるといいのでは?くらいに消極的な感じ。 正直本書である必要性はほぼ見出だせないと思う。