おうさまのみみはロバのみみ

ネット上での木の洞

技術書典4のサークル名「底なし沼の魔女」の新刊をレビューしました!

技術書典4とは?

技術書の同人誌オンリーイベント。 それにしても2年ほど前に第1回を行ったと思ったらもう4回目なんですね、すごい…。

techbookfest.org

サークル「底なし沼の魔女」氏

著者であるところの底なし沼の魔女、こと@MegaBlackLabelさん(れいなさん)が出す同人サークルの名称。

告知Twitterは↓ みんな絶対来てくれよな!(なおぼくはいけません)

概要:

サークル主の@MegaBlackLabel 氏に唐突にレビューやらなイカ?と言われてホイホイついていった。マジでこれだけ。

このときのぼくの心境としては「レビューとかやったことないけど面白そうだからやってみたい」が3割。

「Reactわからんのでレビューできないのでは?という不安」が3割。

「本を読むのが遅いので迷惑かけそう」が4割り、という感じで当初は消極的だった。

んだけどまー貴重な経験だし、やれるときにやらないのは単純に機会損失以上に損だと思い直して受けることにした。 あとになって結果を振り返ってみるとなかなか良い判断だったのではないかと思う。

感想:

今回やってみてわかったことは大きく3つ。

  • 自身が疎い技術分野であってもレビューは可能
  • 疎い技術分野のレビューはレビュアーにとっても刺激的
  • 文章の校正をするためには文学的表現としての根拠が必要

ひとまず校正のFixは出来たかなと思っていて「人間やったらなんとかなるもんだな」って感じです。 そういう意味ではやってみて自分の中で良かったかなというふうに感じています。

コードや説明が正しいのか?という技術的知見からのレビューが出来なかったのが課題として残りました。 これは当初想定していたこととはいえ、改善しないとなあという気持ちになりました。

わかったこと:

レビューするスキルについて:

書籍として正しい指摘を行うということと技術的な指摘を行うということは全く別物。

レビュアーは技術的な面も文章的な面も両方のスキルを持っているべきだが、どちらか片方しかなくても校正という意味では十分戦力になる。 もちろん市販されている書籍などの場合は両方の知識と経験、バランス感覚などがよりシビアに求められると思うので 今回は同人誌ということでハードルが一般書籍ほど高くなかった(と勝手にぼくが思ってる)ので気持ち的に気楽に行えた。

また自分も多少なりとも貢献できている、できているといいなーという気持ちになった。

レビューする側としての根拠:

今回生まれて始めて他人の文章を校正することになったのだが「ここはこの表現のほうがいい」というときに「何故なら」の根拠部分を説明できず、単に「こっちのほうが好み」とか「こっちのほうが良さげ」という主観的なレビューになってしまった。

Whyを説明できていないということは説得できるなにかを自分自身で理解できていないということを痛感した。 自分のブログなどであれば、それでも構わないが書籍という衆目に晒す文章の場合、変更するにはそれなりの根拠が必要だなと感じた。 根拠が無いと単に表現方法について難癖をつけているような印象を自分に持ってしまって、レビューする側としてよくないなと感じた。

馴染みのない技術レビューは学びが非常にあるのでレビュアーにもメリット:

今回Reactというあまり馴染みのない分野のレビューをしたのだがこれが意外な効果があった。

というのも知識や経験が疎いのでわからない、知らないことが多々あり、「ここの表現で説明を省いてるけどこれは〜の理由から?」というように通常技術書を読むだけではなかなか得られにくいフィードバックを得られた。

また原稿が更新されるたびに何度も同じ文章を読み直したり、コードを注意深く逐一チェックしているのでなかなかこういう体験は単に技術書を読むだけでは得られないため レビューする側もレビューを通して学習しているのだなと感じていた。

連絡手段は複数あるほうがいい

最終稿のレビュー中にTwitterが落ちたり、Dropboxがその影響を受けたのか一部ページの取得によく失敗していたりした。 著者のれいなさんとの連絡手段がTwitterくらいしかないのでちょっと焦った。

もし次回があるならDiscordかSlackを用意しておくほうがいいかもしれない。 でもまー次回やるときもTwitterが落ちるとは思えないので気にしなくてもいいかも?とは思ってる。

改善しないといけないこと:

原稿の最終稿レビュー中にTwitterで障害がおきてDropboxTwitterでしか連絡方法がなく、どちらもサービスが不安定になっていたのでそれ以外の連絡方法を用意しておいたほうがよかったなと思った。 まさか最終稿レビュー中に発生するとは思わなかった&久しぶりの不調だった。

春眠暁を覚えずなシーズンだったのでだいぶ眠い状態でレビューしていてタイポなどを見過ごしていた箇所がいくつかあってきちんと睡眠取らないと駄目だねってなった。

まとめ:

ということで同人誌ではあるけども生まれて始めて書籍のレビューをするという貴重な経験をすることができた。 またレビューを通して得るものがあったので個人の体験としても非常によかったと感じている。 あとはレビューで漏れてしまった誤字脱字がないことを天に祈るのと2冊とも完売してくれ!(人∀・)タノムって感じです。

……ということを書いてる間に著者さまが頭おかしいことを発言しているのでマジ買いにいってあげてください、物理的負債はきついんだよぉ。