- 作者: 吉岡恒夫,paiza
- 出版社/メーカー: マイナビ出版
- 発売日: 2016/05/30
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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読書の目的
- dockerへの体系的な理解👌
- docker-compose, docker-machine, docker-swarmに関する差異の理解👎
- docker imageへの理解👌
評価
- 良いというよりは悪くはない…が正しい。
- 平易な書き方やまとめ方がされているので初級者、初心者には優しいものになっている。ページ数や書籍の厚みほど取っ付きにくいイメージはない。
- チャプター9〜12くらいはDockerCloudの話しやPaizaのサービスでどうだったか?や簡易なオンラインジャッジメントシステムの話しなので読み飛ばしても問題ない
書評(まとめ)
- Dockerとはなにか?ちょっとDockerのチュートリアル触ったことがある程度の初級者向け技術書
- 逆にDockerのテクニカルを疑問を持っているような初級者を抜け出した人たちにはあまりマッチしない(満足はしない内容になってる)
- ただ
docker-machine
やdocker-compose
、docker-swarm
の違いがあまり具体的にイメージできなかったのでこの辺は別の書籍やサイトを読んだほうがいいかもしれない。- (書籍の問題と言うよりは読み手側の問題ではある)
事前に気になった/重要そうな箇所
- chapter2 Dockerの仕組み
- 1度読んでからもう一度読むと良さ気な内容。
- chapter6 Docker イメージの操作
- 一番知りたかった内容、概ね目標は達成できた感。
- chapter7 Dockerを使いこなす
- 多分実業務で使う場合に一番使うであろう章、でもイメージの説明よりも前でやるほうがいいんじゃない?と思ってしまうことが何度かあった。
- chapter9 Dockerをクラウドで使う(Docker Cloud)
- 読まなくて良かった章その1。
- AWSやGCEなどの実例紹介かと思ったらDockerCloudというサービスの話で読まなくても良かったかなとは思う、読んだけど。
- chapter10 DockerとJavaScriptでウェブサービスを作る(簡易オンラインジャッジシステム)
- 読まなくて良かった章その2
- 実例なのでイメージはしやすかったがあまりDocker自体の理解を深めるものではなかった。
- chapter11 Dockerを利用した実運用ウェブサービス構築事例
- 11.8 負荷分散・冗長化
- 1ページだけだったのでもっと詳細に語ってほしかった感がすごい。
- 第二版ではこれだけで1章作る…くらいの内容を期待したい。
- 11.8 負荷分散・冗長化
- chapter13 Dockerの内部
- 数ページしかなくてこれを敢えて章分けする必要があったのか?という気がする。
以上。 知りたかった内容としては80%くらい知れたので概ね満足だが具体的なイメージが出来ない箇所や深掘り出来ていない箇所などがある。 それらは実際に手を動かしたり、再度その部分だけ読み直したり別のサイトを見るなどして補完出来るレベルかなと考えている。