ずるい考え方 ゼロから始めるラテラルシンキング入門

読了した。 およそメモを取りながら4.5時間ほどで読み切ったので読むだけなら2時間ちょっとで読めるだろうと思う。

読書の目的

  • 凝り固まった視野狭窄気味な思考をもっと柔らかくする
  • 自由な発想を思いつくトレーニング方法を学ぶ

評価

  • 👍

書評(まとめ)

  • 本著を読んだからといってすぐさま頭が柔らかくなるわけではない
  • だがしかし柔らかくするためのトレーニング方法やその一例を示してくれているので参考にはなりそう
  • トレーニングのうちいくつかは非常に有用そう

事前に気になった/重要そうな箇所

  • ロジカルシンキングは垂直思考型で議論を掘り下げる、ラテラルシンキングは水平思考型で多角的にものごとを見る。
  • 抽象化する力を発揮して問題の本質を追求する
    • 当初はいまいちピンと来なかったが例題などを読んだあとでは納得感がある。
    • 抽象化する力とは極論してしまえば「本質」や「機能」に集中する力と言える。
  • メモがひらめきを呼ぶ
    • アウトプットすることで頭に情報を覚えさせ、アイディアを熟成させる。熟成したアイディア同士が組み合わさってひらめきが生まれる。
  • 発想力を鍛えるためにどんなものでも最低30通りの使いみちを考える
  • 「未来を見通すことはできない、むしろ過去を振り返って経験から点と点を結びつけ、何らかの形を作る事が重要だ」
    • 異質なもの同士の組み合わせを成功させるコツ
    • 組み合わせ材料を出来るだけ多くストックしておく、分母が多ければ多いほど組み合わせの可能性が広がる。
  • ゴールから逆発想する
    • 「先の先」を読んでいる人は他の人とは全く違う景色を見ている。だから彼らがすることは周りから見れば意味不明で奇妙に映ることがある。

さいご

本著の最も意義ある内容はラテラルシンキングのトレーニング方法だろう。 中でも興味がある内容は「ブラックボックス」「制約発想と自由発想」、「着ぐるみシンキング」あたりがぼくに欠けている部分を補う練習として最適そう。