【CfP締切延長】きのこカンファレンス 2026 in 関西 — あなたの「迷い」と「失敗」が誰かの選択肢を広げる #kinokokansai

TL;DR

  • きのこカンファレンス 2026 in 関西のCfPの締切を延長します(ちゃんと締切を守って応募してくれた方には本当に申し訳ない)
  • 開催場所はさくらインターネット Blooming Campで開催予定です
  • より多くの方にご応募いただけるよう「どういった方に登壇してほしいか」を記載しました

愚にもつかない序文

皆さん元気ですか?ハッピーですか?
ぼくはインテルミラノが優勝を決めた一方でマンチェスター・シティが優勝を逃しそうで喜怒哀楽がジェットコースターのように乱高下しております。
さて、今回はきのこ関西のCfPの締切を延長しますという告知を行わせてください。

CfP締切を2週間延長します

きのこカンファレンス 2026 in 関西のCfP(Call for Proposals)締切を2週間ほど延長します。
現状でも応募をいただき、基調講演者の方から了承の旨をいただいているのですが、GWにとある事情からこちらの告知や活動を全般的にアナウンスすることが難しい状況になっていました。
そのため、CfPの締切を忘れてしまっていた、あるいは気づくことができなかった方がいたのではないか?ということで急遽、他の運営メンバーに相談の元、締切を2週間延長させてもらうことにしました。

  • 旧締切: 2026年5月10日(日)23:59:59
  • 新締切: 2026年5月24日(日)23:59:59

「応募しようか迷っている」「話せることがあるか自信がない」
そんな方にこそ読んでほしくて、この記事を書いています。
お近くの方が歩んできたキャリアやその哲学が知りたいという方はぜひ本記事をご共有いただければと思います。


イベント概要

開催日時 2026年8月1日(土)10:50〜18:00(開場 10:30)
会場 さくらインターネット Blooming Camp(大阪梅田)
テーマ キャリアの縁側
セッション形式 20分(質疑応答含む)
募集セッション数 最大11セッション + 基調講演
CfP締切 2026年5月24日(日)23:59:59

開催告知の詳細はこちらの記事もあわせてご覧ください。

luccafort.hatenablog.com


「この先、どう生き残るか」——今、誰もが暗中模索している……んじゃないかな?

生成AI(LLM)の急速な普及によって、エンジニアを取り巻く環境は大きく揺らいでいます。
コードを書くこと、設計すること、調査すること——これまでエンジニアの専門性の核にあったものが、AIによって部分的に代替されつつある現状は否定できません。

これはエンジニアだけの話ではありません。営業、デザイン、法務、医療、教育、あらゆる職種の人が「自分の仕事はこれからどう変わるのか」「自分には何が残るのか」を、静かに、あるいは焦りとともに問い続けています。

正解はまだ、誰も持っていない。ベテランも、新人も、経営者も、研究者も、みな等しく暗中模索しています。

だからこそ、今こそ「過去の岐路でどう考え、どう動いたか」を語り合う場が必要だと感じています。
技術や肩書きが変わっても残るもの——判断の仕方、人との関わり方、失敗からの立ち直り方。そういった実践知こそが、これからの不確かな時代を歩むヒントになるのではないかと考えています。


このカンファレンスが大切にしていること

きのこカンファレンスには、地方開催を運営する上でのガイドラインがあります。その中に、こんな価値観が書かれています。

kinoko-conf.dev

派手な成果だけを価値にしません。失敗談、分岐点での判断、変化への適応、生活と仕事のバランスなど、長く続けてきた人だからこそ語れる実践知を重視します。

これは華々しい成功談だけが価値のある話ではない、ということです。
「うまくいったこと」よりも「うまくいかなかったこと」「どう判断したか」「何度も迷ったか」。
そういった話のほうが、聴いた人の心に残り、後に続く人の選択肢を広げることがあります。テーマである「キャリアの縁側」も、そういう話がゆるやかに行き交う場所を目指しています。

自身のキャリアを振り返ったときに「ああ、ここがターニングポイントだったのかな」そういう状況や何故そう思ったのか、そこに至るまでの「あなただけの物語」を共有してもらいたいと考えています。


こんな方に登壇してほしい

「どんな人が登壇してほしいか?」を具体的に書いてみます。肩書きや業界は関係ありません。
これまで登壇したことがない方も歓迎です、むしろそういった方の知られざるキャリアの裏側こそ知りたいと考えています。

別の世界からエンジニアになった方・エンジニアから別の世界へ進んだ方

異業種からエンジニアに転向した方、あるいはエンジニアとして働いた後に別のキャリアを選んだ方。その転換点で、何を感じて、何を手放して、何を得たか。その話が聞きたいです。

転向した後のことだけでなく、転向を「迷っていた頃」の話でも構いません。「やめようと思ったけれど続けた」という話も、同じくらい価値があります。

直近ですと、「おい、シリーズ」が好例ではないでしょうか?
正解だけを求めているならきっとこのブログはここまで話題にならなかったのではないかと思います。

syu-m-5151.hatenablog.com

syu-m-5151.hatenablog.com

人生の岐路で、選択に悩んだことがある方

就職・転職・独立・育児・介護・病気……etcetc。キャリアの転機は技術的な話題に限りません。人生のある局面で、どの道を選ぶか悩んだ経験があれば、それは立派な登壇のテーマになります。

「正解を伝える必要はありません。あのとき自分がどう考えたか、を話してもらえるだけで十分です。」

そこから何を受け取り、どう活かしていくかは参加者自身に委ねましょう。 聞いたことから何かを連想したり、感じてくれるものがあるはずだと確信しています。

失敗したことがある方、遠回りしてきた方

失敗を隠す必要はありません。むしろ、失敗から何を学んだか、その後どう変わったかを正直に話せる人の話は、特別な説得力を持ちます。
ぼく自身、多くの失敗を繰り返してきています。現時点ですらさまざまな失敗を繰り返しています。
重要なことは失敗をすることではなく、そこから何を学び、同じ過ちを繰り返さないために何ができるかではないでしょうか?

スムーズにキャリアを積んできた人の話は確かにカッコいいと思います。
ですが、多くの人により価値がある物語とは、転んで、立ち止まって、また歩き出した人の話ではないかとぼくは考えています。
同じ状況にいる誰かの背中を押すことがある。そういった学びのエッセンスを伝えてもらいたいです。

時代が変わっても通じる「普遍的な学び」を持っている方

技術は変わり続けます。
でも、人との関わり方や、困難への向き合い方、選択の判断軸のようなものは、意外なほど時代を超えて通じます。
古代ローマでは「最近の若者は先人を敬わず、軽視する」と書かれていた不満があったそうです。

皆さんは「この話は古くなってしまった」と思っているかもしれませんが、あなたが自分の経験から引き出した本質的なエッセンスは、きっと今のエンジニアにも響きます。
いえ、生成AI(LLM)の登場でより変化が激しい今だからこそ、より重要性が増している可能性すらあります。
あるいは、当時いまのような変化が激しい状態だったら、どうなっていたか……そういった仮定の話を盛り込むことで、これからを歩む後輩に対する示唆になるのではないでしょうか。

年齢・業界・肩書き、問いません

きのこカンファレンスはエンジニアが主体のカンファレンスです。ただ、登壇者に求めるのは「エンジニアであること」ではありません。
キャリアの転機や岐路での選択を語れる方なら、どんな業種・業界の方でも大歓迎です。

以下はぼくの妄想ですが、こんな方が登壇するといいんじゃないかと思っています。

  • 製造業・ものづくりの現場にいる方 — 職人的な技術の継承と、デジタル化の波の間で感じたこと
  • 医療・介護・福祉に関わる方 — 人の生死に向き合いながら、自分のキャリアをどう考えてきたか
  • 教育・研究に携わる方 — 成果が見えにくい仕事の中で、続けることを選んだ理由
  • 飲食・サービス業を経験した方 — 「手を動かす仕事」から別のキャリアへ、あるいはその逆を歩んだ経緯
  • 営業・企画・マーケティングの方 — エンジニアとの協働の中で感じたギャップや発見
  • フリーランス・起業を経験した方 — 組織を出る決断、あるいは戻る決断をした経緯
  • 育児・介護などでキャリアを一度止めた方 — 離れて気づいたこと、再び歩み出したときの景色
  • 学生から社会人へ、キャリアの入り口に立っている方 — 就職活動や卒業を目前に控え、「働くとはどういうことか」を考えている真っ只中だからこそ語れる問いがある

参加者の大部分はエンジニアだと予想しています。
なので、参加者の方にとって楽しめるイベントである必要はあるのですが、さまざまなキャリアの入口や変遷があってもいいのではないかと考えています。

きのこカンファレンスのガイドラインでは、経験の厚みを持つ登壇者を中心に据えることを推奨しています。
しかし京都・大阪・神戸といった関西の主要都市には大学・大学院機関が集積しており、年齢層を絞った募集を行うと登壇が特定の人物や企業に集中してしまい、多様な声が集まりにくくなるのではないか?という地域固有の課題があります。

ガイドラインには「地域ごとの課題やコミュニティ育成の方法の相違を認め、全国一律の正解を押しつけない」という価値観も明示されています。この地域性を踏まえ、きのこカンファレンス 2026 in 関西では、これから社会に出る方(つまりは学生の方)も登壇できるイベントとして設計しています。
苦労して内定を勝ち取った就活戦略などを後輩となる方に伝えることも大事ではないかと考えています。
(まあもしかしたら就活イベントとかでそのあたりは死ぬほどやりきっているって可能性もあるけど)

「自分は今、エンジニアじゃないから」「IT業界出身の人間じゃないから」その遠慮は、もったいないです。
異なるフィールドを歩んできた人の話は、エンジニアには出せない視点と言葉を持っています。
多様な業界・立場の人が集まれば集まるほど、この場で広がる選択肢の幅は大きくなります。

何かをいっているようで何もいっていないキャリア論ではなく、さりとてただの技術だけの話しでもない。
人間が悩む普遍性に立ち向かい、どう成長してきたか。どう成長したいと考え、日々格闘しているのか……
そういった泥臭い話が聞きたいと考えていますし、ぜひ聞かせてほしいと参加者の方も考えていると思います。

ぼくは技術とキャリアの両方が交差する、生々しくて、泥臭くて、生存バイアスごりごりの話が聞きたいんだ!!!……という思いで今回のきのこカンファレンス 2026 in 関西を開催する決意をしたのでぜひ登壇をお待ちしてます(宣伝)


あなたの話が「選択肢を増やす」ということ

何度も書いていますが、このカンファレンスは「正解を教える場所」ではありません。

人生の岐路に立ったとき、選べる道が一本しか見えていなければ、その一本を選ぶしかありません。
でも、誰かの話を聞いて「こういう道もあったのか」と知ることができれば、選択肢は二本、三本と増えていきます。

あなたが自分の経験を話すことは、誰かの地図を少しだけ広げることです。
完璧な話でなくていいです。整理しきれていなくてもいいです。
「こんな話で役に立つのか」という自信がなくても、ぜひ応募してみてください。

「俺の屍を越えてゆけ」と伝える一方で、あなた自身が登壇を通して、これからのキャリアをどうしていくのか。
自分が何を大切にし、今後キャリアを発展させたいと考えているのか。

そういった自身のキャリアを「むきなおり」する機会として活かしてほしいと考えています。

note.com


応募方法

さて、長々と書いてきましたが、少しでも気になる、登壇してみようかなと心動かされた人はぜひプロポーザルを書いて応募しましょう。
応募すれば採択されるわけではありませんが、応募しないことには採択されません。

少しでも興味を持っていただけたら、下記フォームからご応募ください。

CfP応募フォーム

不明点があれば、お気軽にお問い合わせください。

応募したいけど何を話せばいいかわからない、登壇するのが怖いというそこのあなたへ

ポジショントークも多少は含まれていますが、第一歩を踏み出すことはあなたにしかできません。まずはプロポーザルを書いて出しましょう。
踏み出した一歩をよりよいものにする手助けをすることはぼくたちにもできます。

ですが、最初の勇気をふりしぼる行いを、運営から手助けすることは正直なところ難しいです。
やはり「のっていき」を実践するには自分と同じ属性や近しい人でないと中々影響は生まれにくいのではないかと考えています。

ご自分で登壇するイメージが掴めない方は、周りの方に「こういうイベントがあるんだけど登壇してみない?」と誘ってみるのもいいんじゃないでしょうか。
もちろん、断られることもあるかもしれませんが、みんながみんな「やっていき」ドリブンで動けるわけではないとぼくは知っています。
きのこカンファレンス 2026 in 関西では「やっていき」ドリブンな方も「のっていき」ドリブンな方も、「バーン!」な方のご参加もウェルカムです。

speakerdeck.com

何かを変えるのは常に行動です。
変えた結果が良いものか、悪いものかはシュレディンガーの猫のようなものです。
まずは「えいやっ!」と飛び込んでみてから考えてもいいんじゃないでしょうか。何もしなければ現状は維持できるかもしれません。
ですが、少しでも何かを変えたいのならぜひ未知の扉を開いてもらえればと思います。


迷っているあなたの話が、誰かの次の一歩になるかもしれません。
締切までまだ間に合いますよ!