いま地方のコミュニティーに求めるものとはなにか?

先日、社内のメンバーのインタビューをしていてハッとさせられたのだけどいま地方のコミュニティに求められるものとはなんだろうか?ということをつらつらと書いていく。

ぼくは京都にいながら東京に本社がある企業で働いている。 給与水準は全社統一なので京都だからと減るわけではない。 社内では週に何度か勉強会が開かれており、それに参加するのは自由だ。 自分が飛び入りをしても良いし、人が多いチャンネルなどで告知されることもある。

インタビューを受けてくれたのはぼくとほぼ同時期に入社(彼のほうが先に入社してるので形式的には先輩に当たる)した人で現在子育てと仕事の両立に忙しいとのことだった。

その中で「子育てが忙しいので社外のコミュニティーに参加するのは難しい」という話題が出た。 そこまではよく聞く話しだなと思っていたのだがこのあと想像していない発言にガツンと衝撃を受けた。

曰く「なので、社内のコミュニティがあることで受動的にでも情報をインプットできるのはありがたい」とのこと。

これはぼくにはない視点で、というのもぼくは独身貴族なのでなんとなく伝え聞くところによる「子供がいるとコミュニティ活動に顔を出すのが難しい」までしか認識できていなかった。 社内に業務として参加できるコミュニティがあるというのは「あるだけで誰かの救いになる」状況を生み出してるのだなと新鮮な気持ちを体験することができた。

とはいえ、もう少し参加者を増やしたいとは思うが、それはもう以前ブログに書いたのでさておく。

luccafort.hatenablog.com

なぜより多くの人に参加してほしいかというと、知識はさまざまな背景を持った人と対話することで磨かれ、鍛えられるとぼくは信じているから。 あとはまあいろんな人が参加してるほうがいろいろな意見が聞けて楽しい。

なので、いつものメンバー以外にも参加してほしいのでそれは引き続き考えないといけないんだけどそういう観点もあるのかと目から鱗が落ちる思いだった。

翻って、ではいまオンライン配信も珍しくない世の中で「地方コミュニティに求められるものとはなんだろう?」という疑問がわきあがった。 地方コミュニティというと主語が大きすぎるが、ぼくが関わるKyoto.rbやKyoto.go、主催ではないがKyoto.jsあたりを対象にどういったことを求められてそうか考えてみた。

1つ目は「対話ができる相手がいること」だと思う。 これは全てのコミュニティがそうだと思うが自分と異なるコンテキストの人に話しを聞いてもらいたいと思うことは往々にしてあり、そういう人や熱意を持った人が対話する(会話ではないので注意)場があるだけで価値があるのではないかと思う。

対話と会話の違いについては以下のサイトの画像がわかりやすかった。

www.sofia-inc.com

対話とは?対話が必要な理由や対話を行うポイント、対話を取り入れる方法を解説 より引用

2つ目、これは先程よりもフワッとした話しだけど「面白い技術の話しや面白い人の話しが聞ける」ではないかと思う。 自分では知らない技術や知識、経験の話しを聞いて「自分ならどうするか?」と考えることがぼくはあるのだがこういう妄想の話しはとにかく楽しい。 見えていないものもあるとは思いつつ、「ここはこうするのがベターでそうすると…あれ?結局今話してようなことになるな。なんでだろう?」とか考えるのが好きだ。

3つ目、「普段の業務や個人開発では得られない技術テーマの話しが聞ける」こと。 これは地方なのでより顕著かもしれないが京都や大阪でRubyやGoを使った開発というのはまだまだ少ない。

求人情報……といっても、もう5年も前の話だが圧倒的に多かったのはPHPJavaだった。 恐らく今も大きくは変わっていないと思う。

これは関西の会社は自社サービスを開発するような企業が少ないことに起因すると思う。 受託開発で儲けを出している場合、新しい技術を試すよりも既存の技術を使いまわして利益を上げるほうが確度が高いのでそうなってるのではないか?と推測している。

反面、近年は変化が出てきている部分もある。 大学発のベンチャーや東京本社の開発拠点が大阪や京都がコロナ後に再び増えつつある。 まだまだ数は少ないかもしれないが芽は出ているし、フルリモートで働いてるエンジニアの人のコミュニティ参加も増えている。

4つ目、これは地元に住む人にとって求められているものではないが「観光する名目が生まれる」こと。 特に京都というブランドはとても魅力的なのか、近隣の神戸(兵庫)や大阪、滋賀から参加してくれるメンバーもいる。

それだけでなく、東京や鎌倉、舞鶴、名古屋、岐阜、岡山から参加してくれた人もいた。 一番遠い例だとブラジルからKyoto.rbに遊びに来てくれた人もいる。彼の場合、メインの目的はその後のRubyKaigi 2024の参加だったが……。 海外からの参加例はかなりレアだが、他府県からの参加者は一定数いるのが常態化している。

5つ目、自分の場合はこれが結構大きいのだけど「技術的な雑談を楽しむ」がある。

普段、会社でもすることはあるが雑談というのは話す相手が変わると同じテーマでも全く異なる話になることがある。 もちろん、「結局結論は同じだね」となることもあるんだけど、そうなるかどうかは蓋を開けてみるまでわからない。 思わぬ展開を見せることもあれば想定した流れになることもある。 あるいは話している人のこれまでの人生談(中にはとても稀有な経験、経歴を重ねている人がいる)が面白いということもある。

いくつか理由は上げたのだけど結局は「人と技術」の交わるところが求められているのだと思う。 問題は「人と技術が交わるところを作ればヨシッ!」とはならない点だ。 もう1要素足りない何かがある、それが生まれたときコミュニティはさらなる飛躍を遂げるのだと思うがまだぼくはそれを発見できていない。

コミュニティの価値のような答えのない課題に対して少しでも解像度を上げたい、ヒントを得たい人はコミュニティに足を運ぶし、そういった対話を好んだり、楽しむ人は明確な課題がなくても参加してくれているように思う。 なんというかコミュニティは街中にある児童館のようなものかもしれないなと書いていて思った。 そこにいけば何をして遊ぶかは本人が選ぶことができ(登壇や発表、懇親会、相談など)、一人で黙々と何かをすることもできる。 遊ぶ環境が用意されており、遊ぶためのガイドラインのようなものはあるがそれに沿った遊び方をするか新しい遊びを見つけるかは当人次第。

何かを得ることもあれば、何も得られないかもしれない。 行けば何かしらの反応が生まれる、ある意味でトイボックス(おもちゃ箱)のようなものなのかも。

児童館としたのは中には「アイツは嫌なやつだ」と性格や考え方、振る舞いが合わない人もいる。 そういう人といざこざが生まれても、児童館の先生のように注意する人がいるという点が似ているなと思ったのかもしれない。

何よりも好奇心のままに振る舞うという点がとても似ているし、そこに対して労力をかけて楽しんでいるのも似ている気がする。

他にも、所属する学校や学年、体力や知識も違う人たちがなんとなく集まって楽しんでいる、そういうイメージが児童館に近いと思ったのかもしれない。 あと、すごくできる人に精神的に打ちのめされる点も似ている。 仕事で感情を表に出すのはあまり好まれないと思うが、児童館なら感じたままに感情を発露してもあまり問題にならない(誰かにその感情をぶつけたりしなければ、の話し)。

他に似ているものもあるかもしれないけど、そういうあれこれが似ているのかもしれないな〜と考えた結果、脳裏に浮かんだのが児童館だった。

だがしかし、場としての機能だけを提供してもうまく人と人は混ざらない。 やはり、コミュニティの核は人で、人が集まるための仕組みとしてコミュニティがあるのだが、それでは現状維持が限界なように思う。 革新や飛躍のためのあと一歩、それがわかれば地方のコミュニティの価値をより高めることができるかもしれない。

地方は東京や首都圏の都市に比べてどうしても選択肢が限られてしまう。 それは初心者や初級者に優しくない社会と言い換えることができる、つまりは挑戦できる余地が少ないのだ。 ぼくは幸いエンジニアとしてそれなりに食べていけるようになってから地方に戻ってきた組の人間だ。 なので、新卒から地方にいた人たちの課題は正直理解できているとは言い難いと思う。

そして地方ではコミュニティの特色を保ちにくい傾向がある。 それはなんというか仕方のない話しなのだけど、言語単独のコミュニティが生き残りにくいのだ。

福岡、京都、大阪(名古屋もかな?)くらいの規模の都市ならなんとか単一言語コミュニティでも参加人数は少なくなるがやっていける。 やっていけるというか、やっていけるようにした(できた)。

結局、コミュニティの活性化は企業の数に依存する面があると思う。 東京のコミュニティが盛り上がっているのは単純に人が多いこともあるが、それと同等かそれ以上に企業の数が多いことが理由だろう。 さまざまな企業から活きの良い若手や熟練の技術・知識を持ったシニアまでさまざまな人が交流することがコミュニティの活性化に一躍買っているのだと思う。

企業が元気(儲かっていて勢いがある)だとそれに付随してコミュニティもその恩恵を受ける。 関西はまだまだそういう意味でメジャーなスタートアップやベンチャーが少ないのだろう。 そういった会社がもっともっと増えたとき、コミュニティはきっとより活性化するはずである。

これは以前ブログに詳細を書いたので、リンクを貼っておく。

luccafort.hatenablog.com

……というようなことを考えていたのだが、結局これは鶏と卵の問題なのかもしれない。 どちらかがなければ存在しないではなく、お互いがお互いに影響を発揮しあう相互依存関係な課題なのだと思う。

企業とコミュニティ、そして開発者のサイクルをぐるぐると回し、知識や人材、そしてお金を循環させることで少しずつ太く強く、靭やかになっていく類いのものなのかなと。

そのためには持続性・継続性や新規参入する人が必ず必要になる。 人はいつか離れていくし、継続していないところに人は集まらない。 そして、一定期間で変わり続けていかないと「緩やかな死」へとコミュニティは歩みだしてしまう。 ぼくがオーガナイザーを誰かに引き継いでいってもらいたいのは、そういう変化をドラスティックに生み出していきたいからだ。

秘伝のタレのように昔からあるものと新しいものを継ぎ足し継ぎ足ししていく。 そして、時には大胆な変化が必要になるということなのだと思う。

最近Kyoto.rbには新規参入してくれる人やその後継続的に参加してくれる人が増えてきた。 これはまだ妄想なのだけど、彼ら・彼女らはGiverとTakerでいえばTakerに留まりやすい傾向がある。

なので、彼ら自身がGiverに回る機会やその後押しをしてあげられるといいのではないかと考えている。 もちろん、それは本人が望むなら……という前提の元だが常に何かをもらい続けるのは不健全で持続可能性を下げてしまう要因になりやすい。 一度Giver側の視点に立つ、その機会を提供することで彼ら、彼女らに新しい視点や変化をもたらすのではないか?それがひいてはより多くの参加者とコミュニティの未来につながっているのではないか?と期待している。

安心して挑戦できる、双方向な関係こそがいま求められる地方コミュニティの価値なのではないかというようなことを考えていた。

2024年マネーフォワードな旅〜写真で思い出す2024年、来年は何を求めるか〜

お決まりの挨拶

adventar.org

本記事はMoney Forward Kansai Advent Calender 2024 12月10日の記事です。前回の記事はonoeさんの「ISUCON14に参加しました(6659点)」でした。

www.onoe.dev

ISUCON参加の翌日にちゃんと記事でふりかえりをしていてえらい(ぼくはやらなかったの札を下げています)。

綺麗な夏の鴨川

マネーフォワードの各地方開発拠点について書こうと思っていたのだが……

さてはて、それでは本題です。 「マネーフォワードの国内拠点を全制覇したのでそれぞれの感想とか特徴を書いていく」などと書いていたのですが、写真を探っていくうちに「あれ?そういえば今年はいろいろな土地にいったなぁ。せっかくだからそれぞれを振り返ってみてもいいかもしれない」と思ったのでテーマをピボットして「写真で振り返る2024年、マネーフォワードな日々」とさせていただきます。

TL;DR

  • 2024年もいろいろな土地やコミュニティ、人と出会ったよ
  • 今年は国内だけでなく、20年ぶりくらいに海外にも挑戦したよ
  • 来年はどこにいって何をしているんだろうね

写真で振り返る2024年、マネーフォワードな日々

というわけでさっそく振り返っていきたいと思います。

January / 1月

マネーフォワード 京都開発拠点(以降、京都拠点)では例年新年明けの第1営業日に近くの神社(錦天満宮が多い)に初詣にいき、帰りになにか食べてオフィスに戻って来る……ということをしてます。 毎年有志でいってるのですが、なんとなく京都っぽい雰囲気が感じられて個人的にはこれからも続けたい。

天満宮にお詣りしたときのもの

毎月第3水曜に社内イベントを開催してるのだけど、1月は特別回として毎年「CXO/VPoE のコメディLT大会」を行ってるのでその準備のため東京へ。 オフィスも正月モードで書き初めしたものが貼られてました。来年は京都拠点もしたい!

そういえばオフィスの札?を見かけたの始めてだったので思わず写真撮った
20階にある社員用のカフェテリアエリア前に飾られてました
東京本社にいくと必ず「酔いどれリラックマ」を撮影して帰る業をしている

東京への移動中は「ユーザー中心組織論」を読んでいた模様。面白かった。

February / 2月

freeeのhachi さんを焚き付けてコミュニティを作らせた元凶の一人なので Kyobashi.rb の第一回目に参加してました。

Kyobashi.rb Offline #1 - connpass

記念すべき Kyobashi.rb 第一回をfreeeさんの大阪オフィスで開催した様子

2月のビッグトピックは20数年ぶりに海外に渡航したことです。1月か12月に同僚から「2月に香港行くんだけど lucca も来ない?」と会社近くのやよい軒から帰る途中でめちゃくちゃカジュアルにお誘いしてもらったんで「お。なるほど?行く行く!」と返事をして香港に行ってきました。

同僚と香港に行っている図。この構図、なんとなく好き。
香港はちょうど春節のシーズンでお祭りモードだった
同僚2人はお酒好きだったのでずっと飲み倒れコースだった、無限にビール飲んでる
結局京都に戻ってきても「京都最高!」っていって飲んでる

香港から帰ってきてからだいたい毎月1回のペースで開催している社内ボドゲはてな大西さんをお呼びして、遊んでました。 雨が降っていたから「はてなの人来ないかもな〜」と思ってたらまさかの参戦でビックリしました。

はてな大西さんとボドゲをやる同僚s

真剣勝負なのでめちゃくちゃ真面目(ほんまか?)

ボドゲ会の翌日は大阪オフィス(WeWork 御堂筋フロンティア)でゆめみさんとイベントを開催することになっていたのでそちらにお邪魔してました。

wework.co.jp

メンバー主導だったので、ちょっとしたサポートだけしかできなかったけど盛り上がっていて、めっちゃ助かった。

moneyforward.connpass.com

登壇している弊社メンバー。説明するたびにダイナミックな身振り手振りがあって動画をとらなかったことを後悔した

パネルディスカッションパート。このあとの質問も面白くてあっという間にお時間となってしまった。またやりたいね。

March / 3月

たまたま出社したらワークショップかなにかをやってたので盗撮したやつ。

寝転んでいるのは腰が痛くならないかららしい、なるほど?

3月は初めてNLP日本言語学会)に参加してきました。詳しくは一緒にいった同僚が書いてくれたテックブログの記事をどうぞ。

moneyforward-dev.jp

今年はBack Forwardしないんですか?と社内の人に言われた画像。Back Forwardが知りたい人はぜひマネーフォワードに入社しよう!

NLP2024の2日後は京都拠点の5周年記念ということでオフィスでイベントを開催。東京からCEOの辻さんやVPoC(Vice President of Culture)の金井さんたちも来てくれた。

自分たちだけのオリジナルティーを作るというワークショップ

5周年記念ケーキ。うまかったなー

5周年記念ケーキを撮影してる辻さん

京都・大阪拠点長対談 with CEO辻さん

その日にKyoto.jsにRomaJSのMatteo Manchiさんが来るということでHelpfeelさんのオフィスに移動。

kyotojs.connpass.com

Matteoさんの登壇している写真。海外のコミュニティの話を聞くのは日本では珍しいので勉強になった
インテル・ミラノのユニフォームを着ていったら一緒に写真取ろうと言ってくれた。ユニフォームを着てると海外の人から声をかけられるので便利!

翌々日にはまた社内イベントを今度は大阪のWeWorkから配信しよう!ということで大阪オフィスに。

お菓子を食べつつ配信をみている同僚と上司の図。このときぼくはめっちゃ大変でした

WeWork内の執務エリアで仕事してる図。

最後にKyoto.rbにLucas Menezes さんが「ブラジル人で日本語、少ししか話せないけど遊びにいってもいい?」とメッセージをくれたので「全然OKだよ!ベストエフォートで頑張るけどコミュニケーションが難しかったらチャットでやり取りしたいんだけど大丈夫?」と返答したら「もちろん!」ということでみんなでOSS GateをKyoto.rbで開催して、実際にOSSにコントリビューションするワークショップを開催しました。

初めてLucasとあったの3月だったんだなぁ。時の流れが早い……

April / 4月

寒さが少しずつ和らいでいく……かと思いきや昼間は暑く、朝晩は寒い4月。 気持ちの良い陽気に油断してるとすぐ体調を崩すし、花粉は舞うし……でもメンバーと一緒に花見にいったり京都サンガFCの試合を見にいったり、少しずつ冬の終わりを感じさせるアクティビィティが増えてきた。

春は花見!……ということで有志メンバーで夜の鴨川に花見をしにいったんだけどめっちゃ寒かった。

インターン生のonoeさんと一緒に写真を撮ってた。他のメンバーと意外と写真撮ってないことが今回発覚したので次回はもう少し写真をとろうw

コーナーキックの場所から近かったので迫力がある

Kyoto Tech Talk #4 をはてなさんのオフィスで開催。 これでKyoto Tech Talkの発足したメンバーのオフィスで全て開催できたことになる。 弊社マネーフォワードの登壇者はtaskさん。

hatena.connpass.com

快く登壇を引き受けてくれたTaskさん

moneyforward-dev.jp

他にも知恩院で開催されていたミッドナイト念仏in御忌 2024に参加してたりしました。850年って歴史の重さが桁違いで笑う。

www.chion-in.or.jp

もっとお硬いイベントかと思ったら結構面白かった。

京大マイコンクラブ(KMC)と共催で新歓ワークショップを開催したり……そろそろ来年もやるなら準備を始めないといけないですね。 詳細はメンバーがブログを書いてくれたのでそちらをどうぞ。

moneyforward-dev.jp

KMCさんと初のコラボ企画

京大生にワークショップの説明をする弊社メンバー

他にもプロダクト開発meetup関西#4 に参加したり……

product-dev-meetup-kansai.connpass.com

プロダクト開発 Meetup 関西とは?

付箋に何が書かれているか気になる人は次回のご参加お待ちしてます

Kyoto.goをはてなさんのオフィスで開催したりしてました。

kyotogo.connpass.com

みんな楽しそう。Sago35さんの登壇はデバイスの話が出るので面白くて卑怯w

May / 5月

さて、徐々に暑くなり始める5月です。 インドから開発メンバーが京都に来てくれたり、なぜか社内に響き渡る突然の「いっせーの…せっ!」(震源地は同居しているスマートキャンプさん)があったりしました。

インド拠点から来日してくれたVinsとAK

最後にみんなで集合写真取ろう!というのを忘れて急遽撮ったやつ

一体オフィスで何をしてるのだ……(ちゃんと真面目に仕事をしていました)

そして舞台はRubyKaigi 2024 in Okinawaへ。

ブース設営中に「これはこっちじゃなくて……」と熱弁しているbonamiさん

Lucasとも再開した。彼はスタッフとして参加していたみたい。Thank you Lucas!

「Matz Ruby 開発 しよ!」うちわを作らせたので満足。

弊社マネーフォワードの技術顧問松田さんとも写真撮った。

RubyKaigiの〆として花火をやってましたね

RubyKaigiから帰ってきてこれをみて「あ。京都帰ってきたな〜」と思うの図。ちなみに内容は真面目な技術的な内容でした。悪意のある切り抜きはこうして生まれる。

ソースコードを大型ディスプレイに映しながらモブプロやってた

そして、今年最大のチャレンジの1つGopherDay Taiwan 2024に登壇したり……。

来たぞ台湾!!!

登壇資料はOBSでディスプレイに映してた模様。初海外カンファレンス登壇、めっちゃ疲れたなぁ。

June / 6月

6月といえばビッグトピックはGo Conference 2024。 これまでもカンファレンスの運営には関わっていたのだけど、オフライン開催ということでいつもよりも大変だった。 ただ、その分いままでできなかった前夜祭をマネーフォワード本社で開催して、カンファレンス前に懇親してもらうきっかけを作れたのは良かったかな。

前夜祭で登壇したnewmoの伊藤さんの発表にみんな興味津々。

note.com

moneyforward.connpass.com

そして、当然のようにシームレスに本祭へとその興味関心は移っていく。

gocon.jp

Go Conference 2024にようこそ

Abemaくん……でいいのかな?

会場提供してくれたサイバーエージェントさん。400名入るイベントスペースがあるのすごすぎる。

朝早いのに続々集まる参加者のみなさん。

真顔ダブルピースのtenntennさん。

2024年の実行委員長を務めたサイバーエージェントのsivchariさん。

お疲れ様でした!また来年Go Conference 2025で会おうぜ!!!

そして、いつものあれ。

帰ってきたらなんか寝てるやつがおるんやが???

なんかやっとる。楽しそう。

休憩がてら京都の川床(納涼床)を楽しむ東京メンバー

最後にアルゼンチン代表の試合を会社で観戦したりしてました。

勝ったどおおおおおおおおおおおおお!!!!!!

July / 7月

そして、舞台は福岡に。 社内イベントで福岡から配信を行うということで、大阪での配信の反省点を活かすべくリベンジマッチです。 なお、写真は取り忘れました。はい……。

はーるばる来たぜふくおか〜〜〜

湾曲ディスプレイあるのいいなぁ……。

そして大阪に戻ってfreeeさんの大阪オフィスにマネフォのメンバー数名でお邪魔したり

何度か遊びに来てるけどfreeeさんのオフィス、おしゃれでよい

またまた東京へ行き、AWSさん協力の元、マネーフォワード AWS GameDay 2024を開催してもらったりと各地を飛び回ってました。

イベント始まると写真取る時間がなくなるから先に撮っておこうぜ!と言われて運営メンバー全員で写真を撮るの図

AWS GameDayを楽しんでもらえてそうでホッコリ。

August / 8月

8月は技術書典16の打ち上げを大阪のメンバーだけやれていなかったので行いました。 北新地にあるお寿司屋さんにいって高級寿司を昼から食べるのめっちゃQoLが高まるのでオススメです。

打ち上げで昼から寿司を食べるの初体験なんだが?

東京から仕事で瀧さんが京都に来るということでランチ会をしたり

瀧さんは真面目なモードのときも面白いんだけど廊下で話すときの話題が一番面白い

瀧さんって誰?となると思うのでこんな人だよ〜という情報もおいておきます。

fintechjapan.org

iOSDC Japan 2024の前々夜祭を東京本社で開催したり

moneyforward.connpass.com

まずは乾杯から入るスタイル

iOSDC Japan 2024にブース出展したり

iosdc.jp

ボディペイントしたかったな〜。結局待ち時間が長くてブースを留守にできず断念してしまった。

新しく入社したフランス人メンバーと英語で会話してるけど早すぎてついていけねー

今年もお世話になりました、また来年!

Helpfeel Tech Conf 2024に参加したりしました。

techconf2024.helpfeel.com

聞きたいことはなんですか?タスキいいな…という話をしていた

September / 9月

9月です。 マネーフォワードの技術広報としては8月末から10月頭までの1ヶ月半が繁忙期で最も忙しい時期です。 まずはYANS。

yans.anlp.jp

詳しくはこちらをどうぞ。

moneyforward-dev.jp

NLP 2024が神戸、YANSが大阪。今年は関西が多かったけどなんか理由があるんだろうか?

実質ワンオペでブース設営したにしては上出来。

学生の頃にこんなに社会人に対して切り込んだ質問できなかったなぁと思いながら眺めていた図

最終日も頑張るぞい!

次にDroidKaigi 2024……の前にこちらも前々夜祭。

yappli.connpass.com

ヤプリさんの登壇者台、会社名が入ってるけどおしゃれでいい

もしかして: 通報

そして本祭のDroidKaigi 2024へ。

全員集合……のはずだけどわしがおらんのやが???

Exマネフォがあらわれたっ!

本当はDroidKaigi 2024が終わったら即帰ろうと思ったんだけど推しのサッカーチーム、Manchester Cityのトロフィーツアーがあるということで参加してきました。

www.mancity.com

マンチェスター・シティ最高!!!!!!!!!

公式の投稿にも一瞬だけど自分が写った(写った瞬間は試合に夢中で気づいてない)のでなにも言うことはない。パタリロ

その後Developers Summit 2024 KANSAIにコーヒースポンサーをしていたので大阪にいったり

event.shoeisha.jp

思ったよりもいい発色で安心した

関西メンバー増えたにゃんねぇ……

弊社マネーフォワードの登壇者の近藤さんを盗撮したり

登壇前の密談をしている

登壇が終わって全てが晴れやかな近藤さん

そして、なによりも弊社マネーフォワード初となるMoney Forward Tech Day 2024の開催を行いました。

techday.moneyforward-dev.jp

会場ついた、たけえって……

登壇者sにカメラ向けたらノリノリでポーズ取ってくれた

CTOなのに楽屋追い出されて可哀想(そのような事実は確認できておりません)

ラストの中出さんのセッションがはじまた

懇親会だ〜〜〜〜(ドコドコドコドコ

まるで退職するかのような写真だが退職しません!京都には帰ります!!

October / 10月

10月、9月の反動か1ヶ月くらい仕事をしていたはずが全く記憶がない。 とりあえず自社カンファレンス関係の後片付けとかカンファレンス後のあれこれをしていたら時間が溶けていた。どうして……。 だがしかし、イベントは続くよどこまでも……。 ということでKyoto Tech Talk #6をSansanさんの大阪オフィスで開催。弊社のWeWorkオフィスから近くてめっちゃ助かった。危うく遅刻するところだった。

sansan.connpass.com

結構な暴露話をするのかとハラハラしたけど問題なかった。セーフ!

そして季節の風物詩の1つ時代祭がオフィスの前の道路で行われるということで眺めていたり

オフィス来たら時代祭が始まった。京都三大祭りの一つをオフィスでみれるの最高か。

ワークショップしてるのを撮影したり

なんか車座になってワークショップしてる。一揆の打ち合わせかな?

また東京に移動してKaigi on Rails 2024に参加したりしてました。

kaigionrails.org

頑張れうなすけ! Kaigi on Rails 2024道中記

詳細はブログを読んでくれ!

moneyforward-dev.jp

あとは新しく創設された室の室長wataさんが京都に来てくれてました。 VPoEの渋谷さんには以前「コーヒーを奢る権利をやろう!」といったので本当に奢ってもらいました、ゴチです。

サムズ・アップしてる半袖の人がVPoEです。積極的にコーヒーをねだっていきましょう。

マジでコーヒーを奢ってくれてサンキューVPoE!!!という気持ちになってる
ちゃんと仕事をする新室長のwataさん(渋谷さんが仕事をしていないわけではない)

夜はマネーフォワードの人が人数が多くて困ったらよく行くバーに……

tabelog.com

難しそうな質問に対してどう答えるか検討してそうな雰囲気(実際はどうだったか忘れた)

そして最後に2月に開催したボドゲ会をはてなさんのオフィスで開催してました。

ニンテンドー64のコントローラーのぬいぐるみがあるの羨ましすぎる!!!

November / 11月

5月の技術書典16は台湾登壇と重なってしまい、参加できなかったのでリベンジ……!ということで前日入りしてました。 午前中に大雨で新幹線の運転休止になってどうなるかと思ったけど無事東京につけたのでヨシッ!(午後からの便だったので15〜20分ほどの遅れですみました)

techbookfest.org

前日入りするということで各社の技術広報やDevRelの人たちと神保町へ飲みにいってました。

どうでもいいけどコイツらマジで無限にビール飲んでるな……

そして技術書典17が無事開催。なんとか時間までにブース設営を終えて販売することができました。 前回出展してなかったのでどこに何が仕舞われてるかわからず、かなり混乱してしまった。

techbookfest.org

Exマネフォの人が買いに来てくれた

全部売り切れてくれ!(人∀・)タノム

なお、願い虚しく(?)新刊は4部、既刊本は20部ほど残ってしまいました。 これどうしようねぇ。関西で買ってくれる人とかいませんか?

技術書典17が終わった翌日、奇しくも「神田古本まつり」の開催期間だったので、時間があればよっていこうと考えていたんですが別件が入ってしまい断念しました、無念。

jimbou.info

そしてTSKaigi Kansai 2024に参加しました。 午前中はKyoto.goのイベントがあったのでそれが終わってからの合流ということで少し遅めの参加になりました。

kansai.tskaigi.org

京都で開催と聞いては参加せねばならぬ

スポンサーでもないのに遊びにきました、こんにちわこんにちわ。

2次会にいけそうなところがなかったので京都拠点を開けて酒盛りをしている

飲んだあとにラーメンが食べたくなった組

何故か syumai さんがみよしを大絶賛してたけど、そこまでではないと思う……(もしくは我々にとって日常になりすぎているのかもしれない)

tabelog.com

TSKaigi KansaiでもらったHelpfeelさんとビットキーさんの問題を後日メンバーに解いてもらおうとしたら「めっちゃ難しい!全然わからん」と好評(?)でした。来年も是非頭がおかしくなりそうな難問をお待ちしています。

フロントエンジニアなら簡単でしょ?って煽って解かせようとしたがめちゃくちゃ難しくて悩んでる

そして、名古屋で社内イベントを開催するということで名古屋オフィスに。 新幹線のホームから近い出口を出ると真逆の方向で余裕のスケジュールのはずが遅刻という失態をおかしてしまったがまあよい(仕方ない)。

なごやかなごや

イベント待機中の風景。

英語での初登壇ということでめっちゃ緊張している。社内イベントなので気楽にいきなはれ。

一仕事終えて帰ろうとしたら「軽く飲んでから帰りませんか?」と言われてオフィスで1杯だけ飲んで名古屋メンバーと懇親したあとに京都に帰宅しました。

名古屋メンバーも仲がよいねぇ。地方拠点は距離が近いので仲良くなりやすいのがよい。

December / 12月

ようやく時間軸が追いつきました。 12月です、アドベントカレンダーの時期はずっとレビューしてるかブログ書いてるかの2択で時間の余裕がない。 へるぷみーえいりん!

というわけで12月頭から東京です。マネーフォワードでは全社朝会がだいたい毎週月曜にあるんですが、その収録のため東京入りしてました。

朝会の一部パートの司会をすることになったおれたちは……

そろそろ配信準備を終えないといけないのでみんなそわそわしている

東京本社、たまにくるとすごいデカいお祝いのやつが置いてあることがある

無事、司会業を終えたので京都に帰ってきたら東京からデザイナーのメンバーがワークショップのため来てました。

真面目にワークショップをしている。エンジニアとは大違いだ!(ソンナコトナイヨ)

はてなオフィスにあったコミュニティノートを真似したら拠点に遊びに来てくれた人が書いてくれるようになった。ハッピー!

そして、つい先日東京のメンバーが京都旅行(Not 出張)で遊びに来てくれたので京都の観光地を案内してました。 幸い、紅葉は枯れることなくまだ残っていたので楽しんでもらえたんじゃないかなと思います。 最後、雨が降ってきたことだけが残念だったけどこればっかりは仕方ない。

秋……というかもはや冬だけど南禅寺の紅葉はまだ残っていた

飲み比べセット松竹梅を頼んだらそれだけで8,000円飛んでてウケる

来年どうするか?

写真とともに今年1年を振り返ってみたけど本当にいろんなところにいったなぁと改めて思うし、新しいことに挑戦して失敗したり、みんなに支えてもらえた1年だったように思う。 さみしいことや楽しいこと、いろいろあった今年だけど来年はどんな1年になるんだろうか。

とりあえず、1年に1回「絶対に普段の自分が挑戦しないことに挑戦する」というヒゲポンチャレンジを何にするか考えなくてはいけない。 今年の目標は英語での発表、登壇だったんだけど、まさかそれをすっ飛ばして海外カンファレンスに登壇することになるとは思わなかった。

すでに来年、ロンドンにいくぞ!と宣言をしてしまっているのでそこだけ決まってるのだけど、他がノープランなので旅行中に London Gophers のイベントに登壇するのを目標にしてみようかな。

gophers.london

そんなこんなで今年も大変忙しい1年だったけど残りもどうぞよろしくお願いします!

「境界」を自分の領域で染めるためにやっていること

「出張するときは出張したときにしか出来ない時間を大事にすべき」

これは同僚と話していたときに話題に上がった内容なんだけどぼくは普段京都で働いてる。 本社は東京にあるので何かあると東京に出張することになる。 特にイベントごとが多く集中する8月から10月は特に多くなる。

だいたい東京にいるときはカンファレンス会場に引きこもることになるんだけどできるだけ前日入りするようにして、東京でしか会えない部署や役職の人と積極的に"雑談"やコーヒーブレイクをしにいくようにしている。

職種はあまり問わない、ただエンジニアの知り合いが多いので比較すると圧倒的にエンジニアとの雑談やコーヒーブレイクが多くなる。 VPoEやCOOのような経営層を誘うこともあれば比較的関わりやすい人事採用部や広報部、開発部を誘ったり、関わりの薄いマーケやデザイナー、セールスの人を誘うこともある。

京都開発拠点はマネーフォワードの中でも特異な拠点でセールスやCSがいない、本当に開発職ばかりの拠点になっている。 (厳密には経理部や広報、採用、ほくのような特異な職種の人もいるがみんな事情がかなりマネーフォワード内でも特殊なので例外として扱わせてほしい) 開発に専念できるやコンテキストが近しいので何がするときのアクションが早いなどいい面もあるが組織内で「何故こうなったのだろう?」といった情報のやりとりによる混線が生まれにくいという課題もある。

これは特に問題ないケースもあれば、そうでない場合もある。 何か気になったときにフラッと人に聞ける状態というのはいざそういう場面が来てもなかなか話しかけることが難しいということがある。 まして、関わりの薄い部署や職種、何よりも経営層のような権威勾配の上に位置する人たちはなおさらだろう。

上記の投稿にもあるけどぼくのタスクはまさしくこの職種の境界に落ちるボールがメインなので、誰かの助けなくして何も成し遂げることができない。 このあたりは少しエンジニアリングマネージャーと似てるかもしれない。

話を戻す。 この「境界」というやつはとにかく厄介で、答えを知っている、導き出せる人からすると自明なことが本人からは自覚できない、自覚しにくい構造を持っている。

ではどうするといいのか? 正解のようなものがあるかどうかはわからないのだが自分なりの答えを出したところ、境界がわからないのは自分の領域内にないから。 であるならば、相手の領域を自分の領域で染めてしまえば良い。

これは上記の結論から逆算した結果なのだけど、自分は普段京都に住んでおり、東京に住んでいたら取らなかった戦略だと思う。 京都にいるからこそ、東京にいる時間を最大化しようと考え、30分の雑談やコーヒーブレイクに誘おうと考えたのだと思う。

そしてこれが出来たのは社内でpublicになっている個人の分報(timesチャンネル)にほぼ全て入っているからだと思う。 (きちんと数えたことはないが1セクションに500以上チャンネルを登録できなかったので最低でも500はある。現在2セクション目なのだがそろそろまたリミットに到達するのでは?と思ってる)

件の投稿では「全く話したことがない人」と表現される距離よりは近く、「話したことがある人」よりは遠い…そんな雑妙な距離だが、それでもないよりはマシ程度の効果がある。 普段から職種や役職に関わらずほぼ全てのtimesに入り、たまに雑談しているだけで少しお互いに気心が知れる前のコミュニケーションの心理的ハードルが下がる。

ただチャンネルに入るだけではなく、たまにコメントしたり、全社のチャンネルなどで投稿して、相手が一方的に知っている状況になっているだけでもかなり違う。 相互理解ほどではないが片側理解になっていればコミュニケーションする際のハードルが単純計算で半分になる。 相手が知ってくれてるところから始めることができるのでこれはとても最初のコミュニケーションをする際に大きな差となる。

以下は実際にぼくが主に役職者sにお誘いをしているところ。 なお、ぼくはただの一般社員です。

時間にして東京滞在のせいぜい15-30分の話で経営層や横断本部の室長、それぞれのチームのキーメンバーと交流が持てるならコスパは悪くない。 こういう話をすると「それはあなたのような職種だからではないですか?」と言われるんだけど、全然そんなことなくてどの職種であっても知り合いがチームにいるという状況はとても重要なサブウェポンになる。 メインの武器は当然主務としているもの、エンジニアであればソフトウェアエンジニアリングだし、デザイナーなら設計になるだろう。

でもサブウェポンにこの知っている人がいるという武器があると助かるケースがある。 困ったときに誰に聞けばいいかわからないときに「ちょっと聞きたいんだけどいい?」ができる。 こう書くとインターネットでは「仕事なんだからそれくらいやれ」と叩く人もいるが意外とこれができる人というのは少ない。

質問をするまでに時間をかけすぎてしまったり、変に謙った結果、話しがわかりにくくなってしまったり……。

そういった潤滑剤として人の流れや人が持つ情報の流れを滑らかにするには大層なことをする必要はないが関係性を構築する必要がある。

仕事の先には結局人がいて、それがユーザーと言われる人たちだったり、同僚と言われる人だったり、上司と言われる人たちだったりする。

「敬意を持とう!」とか言っても話したこともない人に無形の敬意を向け続けることは難しい。

あって話す、たったこれだけで事態が自分が思っているよりもずっと上手くいくこともある。 そのときになってから「コネクション」を求めてもだいたいのケースでは手遅れか遅いので、常日頃からメンテしておくのが最終的なコスパがよい。 なので、ぼくは出張するときはその時間を最大限利用するようにしている。

出張してずっと会議をして、残りの時間は席でいつもの通りコードを書いて帰る、もしそんな仕事をしてるならそれはもったいないとぼくは思う。

もし、あなたが新卒ならその新卒という看板を大いに利用し、いろんな人の話しを聞きに行くべきだし、あなたが入社後間もないのならそのことを利用すると良い。 つまり理由や看板は何でもいい。

「たまたま出張して東京にいるからコーヒーでも飲みに行かないか?」

ほんの15分話すだけでこれまで記号だった人たちが何を考え、何を感じ、どういう人か知ることができる。

人と話すのが苦手という人もいると思うので、同じことをしろとはいわない。 ただその場でしか会えない人がいて、その場でしか取れないコミュニケーションがあるならそれは積極的に行うべきだと思う。

普段と異なる場所でどこでも出来ることをするのはもったいない。それは普段からやればいいことなので出張のときにやる必然性が低い。

こんな感じの雑談を同僚としていて、これは社内だけでなく、社外の人も知っておいていいことじゃないか?と思ったのでここに書き記しておく。

会社の文化や風土によってはこれらのコミュニケーションは怒られることがあると思う。 なので、これはあくまでもマネーフォワードで出張する場合は決まった仕事だけをするのはもったいなさすぎるので仕事でない仕事を取りに行くことを勧めるという記事になる。

他社の場合はそれに合わせたアレンジが必要だと思う。 それぞれの組織のプロセスで万能な方法をぼくは知らないし、そんな大層なことを言いたかったわけではない。 ただ出張する回数がそれなりに多いので、出張したときほど決まってない仕事の価値を高めること、情報は発信する場所に集まる性質があるので人が多い本社に出張するときほどそのことを意識した振る舞いをすると透明無形の資産になるよ!みたいな話しがしたかった。 お終い。

マネーフォワード京都拠点近くのラーメンの話しかしてないのだがよいのだろうか……?

お決まりの挨拶

この記事は「Money Forward 拠点混合美味しい店 Advent Calendar 2024」の12月3日担当分のものになります。 前日は id:vtryo さんです。執筆段階では前日記事が公開されていないので反映されていませんが、後日反映するかもです。

adventar.org

レギュレーション

拠点名

マネーフォワード 京都開発拠点が正式名称だけどだいたい京都拠点っていいがち。 ちなみに大阪にも拠点があるがややこしいのでここでは割愛する。

お店名

通称「名前のないラーメン屋」。英語だとNo name ramenとかNameless ramenみたいに言われていて面白い。

お店迷惑がかからないよう配慮した内容

基本公開情報だけで構成したので大丈夫なはず。 問題があれば編集削除するので @luccafort までご連絡ください。

名前のないラーメン屋

お題が

各拠点のマネーフォワード社員が、出社したら食べたいお店を紹介する

ということだったので一人でふらっと食べに行くことが多い「名前のないラーメン屋」を紹介したいと思います。

g.co

tabelog.com

ホームページはこちら。

www.sugari.net

(店名、看板はございません)

先ほど冒頭で書いた「通称」はこのせい。 公式HPに上記のように書いてあるんですが、さすがにこれでは「XXXいこうぜ!」というときに困る。 そんな状態のため、お店のことを何と呼ぶか迷った人たちがつけた通称が「名前のないラーメン屋」のようです。 他にも名前があるのかもしれないけど、ぼくらはGoogle Maps上で表示されるこの名前をよく使っています。

このお店は少し変わっていて、元々がバーかなにかだったところを改装しているのか、いわゆる半地下にあります。 内装もその頃から大きく変えていないのか小洒落た雰囲気で個人的には好きです。 目の前には高瀬川が流れており、春は桜、秋は紅葉が楽しめるのも地味にいいですね。

入口(?)から入ると食券機があり、ぼくはだいたい「カレーつけ麺+濃厚スープ+モツ」を頼むことが多いです。 確かカレーつけ麺だけだったと思うんですが、〆ご飯がついています。

入り方が少し特殊なのでこちらのブログにあるような手段で入られるといいかなと。

www.rover-archi.com

系列店はどこも好きなんですが、オフィスから徒歩5分圏内のこのお店はランチタイムの後すぐにMTGがあるときにすぐに戻れて便利でランチでボッチになった、でもコンビニ飯は味気ないというときに利用しています。 プライベートなときに高倉二条や​和醸良麺すがりも行くことがあるんですが、観光客でいっぱいなのでだいたいここで食べて満足しがちです。

Login • Instagram

今のところ、オススメした人で「あまり合わなかった」という方はいなかったし、絶賛されることのほうが多いので結構あたりなお店じゃないかなーと思います。

他の「麺匠 一粒万倍 河原町店」や「麺匠 たか松 KAWARAMACHI」、「ラーメン大戦争 京都河原町店」はたまに「美味しかったけど好みではない」と言われることがあるのでこの候補の中だとちょうどいいんじゃないかな。

tabelog.com

tabelog.com

tabelog.com

たまにマネーフォワードでイベントをやることがあるんですが、オススメされたので食べてきたという人がいます。 今後もKyoto.rbは月一くらいの頻度で開催するし、Kyoto.goもたまにオフライン開催していたりするのでその時参加される方はぜひご賞味あれ。

余談ですが、ぼくは最近できた「富喜製麺研究所 京都店」がお気に入りです。

tabelog.com

マネーフォワード 京都開発拠点は来年2月で6周年を迎えます。 だからといって社外の人を巻き込んだパーティーとかするかどうかはわからないんだけど、毎月最終週の木曜にボドゲをやったり、テックコミュニティに会場貸しをしたりしてるので来る機会があったら遊びに来てね。

note.com

技術記事はそもそもバズらない……そうはいっても読まれたいに関する自身の考え

先日インターネット上で以下の投稿を見かけた。

これめっちゃ難しい問題だなーと思っていて基本的にレイヤーを

  • トッププレイヤー
  • 上級者
  • 中級者
  • 初級者
  • 初心者/未経験

のように分けたとき、以下のような図になる。

卓球のレベルピラミッド 新たな図」より引用

(この図は卓球が題材だがどの業界でも基本構造は同じなのでそのまま持ちいさせてもらった。)

基本的には引用する形でポストしたこれがぼくの答えではあるんだけど「そもそもバズらせる意味がない」になってしまう。

とはいえ、この方はそういう世間一般における正しさみたいなものは求めていないと思う。 リプライで以下のように投稿しているので、予測だが「時間をかけて書いたブログが全く評価されず、ChatGPTに雑に書いた記事が評価されている」というような状態に嫌気が指したのだろうと思う。というかそう書いているし。

で、まあここからは技術広報としての意見なのだけど基本的に情報というのは発信した数に比例して話題に上がりやすくなる傾向がある。 フロントエンドについて発信している人の投稿には当然フロントエンドの関心が高い人が目を向けるし、ゲームの話をしている人はゲームの関心が高くなりやすい。

まずぼくが気になったのはこの方が普段どれくらいブログやイベントなどの投稿をしているのか?ということだ。 ぼくは会社のブログの方にも記事を投稿するので最近こちらのブログはご無沙汰していたのだけど、それでも年間に5〜10記事ほど投稿している。

その内容はまさに投稿されたような「XXXやってみた」系の記事が多い。というか技術広報なのでイベントレポートがメインになりやすい。 その前は年間30〜50記事、多い年で100記事を書いていた。全てが全て技術系の発信ではないのだけど継続的な投稿というのは複利だ。 この方がどれだけ素晴らしい技術記事を書いていたとしても、人の目に止まらなければ評価の俎上に上がることはない。 残念ながらそれは仕方のないことで「いいものを作れば売れる」と信じていることに近しいとぼくは思っている。

(年間12記事も書いてないのに上から目線だな?と思われそうだけど多くの人は年間1記事も書かない。半年に1回書いていたら結構書いていると思っていい。これは弊社の平均投稿数や中央値を出したときに判明したことだが一度書いて満足し、次回書くのが数年後……というケースは別に珍しいことではない)

じゃあ粗製乱造すればいいか?というとそうでもないのが難しいところではある。

ではどうするといいのだろうか? その一つの答えが「自分をコンテンツとした投稿を行う」ではないかなと思う。 わかりやすいのは id:konifar さんのブログだと思う。こにふぁーさんはWIPとZATSUという2つのブログを持っているがまさにこのZATSUが一つの答えの形ではないかな。

konifar-zatsu.hatenadiary.jp

YouTubeでもブログでもTwitterでもなんでもいいんだけど、結局購読者が期待するのは常に新しいコンテンツだとぼくは考える。 エタったコンテンツでPVをずっと稼いでるものもあるじゃないか!と言われればその通り、でもそれは過去に継続的な発信を行ってきたからではないかと考えている。 そして、ある領域に突入するともう勝手にPVがガンガン自動で上がっていく状態になる、これがいわゆる「バズっている」状態ではないだろうか。

そう考えると元々の投稿の人はバズるためには常日頃の投稿数が足りていなかったのかもしれない……ということが考えられる。 これはそうだというわけではなく、そういう背景があるかもしれないと推測しているだけで十分に発信をしている可能性は大いにある。

とはいえ、中々毎日ブログや発信を行うのは難しいだろうと思う。 ぼくも最近はブログが書けていなかったので件のこにふぁーさんが「最近通勤電車の中でブログを書いている」というのを真似して書き始めてみたところ、意外と継続できている。 まあその結果というか雑な思考の発露なのでクソリプがついて鬱陶しいことこの上ないがなにをどうやっても発信する以上そういった清いところにはいられないので仕方ないと諦めている。 反論や言いたいことは書かせてもらってるが。

閑話休題。 さておき、発信を毎日するのが難しい場合どうするか?

もし、この方の書いていた記事が「技術的に高度だったりニッチだけど貴重だったりする記事」であるならブログに一回書いただけで終わらせるのはもったいないと思う。

イベント登壇で同じネタを発表する、カンファレンスで発表する、YouTubePodcastなどで解説するなどなど媒体やメディアを変えて何度でも発表し続ければいいと思う。 技術的に高度であればあるほど聴衆は限られる。バズらせることが目的ではなく自分の努力や労力が報われてほしいということなのだとぼくは理解しているがそれを他人に期待しても(不確実性が高く、自身ではコントロールできない領域のため)無理なので、だったら正当な評価が得られる場所に移動する、量が足りないのであれば手を変え品を変え量を同じくらい増やす……といった戦術を取る必要があると思う。

冒頭に出てきた図のようにエンジニアが分布しているなら高度でニッチなものは話題に上がりにくいはずだ。なぜなら理解できる人が少ないから。 だがしかし、理解できる人がいないわけではない。 とするならば、普段と異なる領域を攻めるのが良策にみえる。他にもやりようはあるかもしれない。例えば著名な人にRTしてもらったりコメントをもらうなどはわかりやすいバズポイントだろう。 だがしかし、結局それも他人の力なのでバズるかどうか、正しく評価されるかどうかはわからない。

であるならば、自身がコントロールできる領域としてアウトプットする場所を変えてみるのは一案として悪くないのではないかと思う。 別に奇抜なことをしろというわけではないが、せっかく書いたものがもっと見られて欲しいと考えるのはごく自然な発想だと思う。

過剰な承認欲求を満たしたいというわけではなく、自身の努力が評価されれば嬉しいし、されなければ嫌気がさすという人間誰しもが感じることだとすればもう少し努力してその矛先を変えてみると結果が変わるんじゃないかなー。

というようなことを投稿していたが、少し背景とか言葉が足りないので補足としてここに補完する文章を書き残しておく。

弊社のテックブログでいうと歴代最強のPVはこのbashの設定に関する記事だ。

moneyforward-dev.jp

よい記事は読まれにくい、は確かにその通りだが一度書いて読まれることを期待するのは1度のシュートでゴールを期待することに似ていると思う。 自分が書いた記事が「技術的に高度だったりニッチだけど貴重だ」と思うなら、読まれるまでシュートし続けるのも1つの手だと思う。 そこまでするつもりがないということならそれは仕方ない。単に確率の勝負で負けたと諦めるしかないと思う。

これは1つの例だと思うが弊社のブログで根強く読まれ続けている記事がある。

moneyforward-dev.jp

この記事は2年前のものだがいまだに定期的にスパイクが発生する程度に参照されている。 歴代PV数ではまだまだTOP10に入らないものの年間トータルのPVをみるとこの数年ずっとTOP10以内にずっと存在し続けている。

これはぼくの持論だが「よい記事は届ける先にきちんと届きさえすれば、ずっと価値を生み出し続ける」と思っている。 ぼくがマネーフォワードの記事でよいなと思った「マネーフォワード社内PRに見られるRubyの書き方について」シリーズは定期的にそういえばこれ昔読んだ記事にあったなと参照することがある。

moneyforward-dev.jp

これらの記事のように本当に価値があるならばきっとPRし続ければ目が出ると思うので、手を変え品を変え記事を量産するのではなく評価される場所を模索してみてもいいんじゃないかと思った。 それでも駄目だったら、多分テーマが良くないか読者が分かる言葉で書かれていないのだと思う。 ブログの主たる購読者がそっぽを向いてるならピボットしてやり直せばいいと思う。

高度やニッチ、貴重な技術というのは時間的経過で価値が色褪せにくい。 自分のためのメモ書きならばそこまでする必要もないが、人に読んでもらいたいと思うなら、読者や購読者の期待に近いところに情報がないと読まれない。 世の中の宣伝やCM(正直鬱陶しい以外の感想がない)がなぜあんなに繰り返し我々に発信をしているかといえば、やりすぎなくらいやっても人の目には止まらないし、記憶に留まるのはさらに難しいからだ。

ぼくはブログの技術記事や発信で悪感情を植え付けるくらい繰り返している人をほとんどみたことがない。 だいたいは書いたときにちょっと宣伝しておしまいだ。繰り返せばいいということが言いたいわけではないが、それくらいしてもなお記憶に留まらないのなら1度きりでは駄目だとわかると思う。 場所を変えるのも1つの手段だし、ここで書いた方法以外を試すのも1つだと思う。

もう少し「技術記事を開発」することばかりに目を向けず、「技術記事を発見」してもらうための仕組みや活動に取り組んでみてもいいんじゃないかなーと思った……ということが言いたかったのだと思う。 あとは英語で記事を書くというのも1つの手段かもしれない。日本語を使って技術記事を読む人間は世界中でも1億人いないだろう。でも英語ならばどうだろうか?一億人くらいはいるかもしれない。 ならきっとあなたが書いたその価値ある技術を見つけてくれる人もいるんじゃないかな。

相手に期待するのではなく、視点や立場、切り口を変えてみれば望む結果が得られるんじゃないかなと惜しい気持ちになったので文字に起こしておく。 これが正解というわけではないが、1つの考え方として考かんがえている人もいると知ってもらえると嬉しい。

[2024.12.02 04:00 追記]

たまたま目が覚めてしまったのでコメントから気になったものを返す。

技術記事はそもそもバズらない……そうはいっても読まれたいに関する自身の考え - おうさまのみみはロバのみみ

備忘録と転職時のやってます感アピールの為でいいじゃない

2024/12/02 01:43
b.hatena.ne.jp

これはその通りだと思うが、多分元々の発言した方は「理屈ではわかってるが割り切れない」という状態なのでその反論はあまり意味がないんじゃないかなーと思ってる。 できるだけ彼(彼女?)の意に沿う形はなにか?というのがこの記事の本旨だと思うので、正論ではあるけど答えにはなっていないんじゃないか?と思ってわざわざこの記事を書いているということを冒頭に書いたつもりだ。

技術記事はそもそもバズらない……そうはいっても読まれたいに関する自身の考え - おうさまのみみはロバのみみ

今後は「技術的に高度だったりニッチだけど貴重だったりする記事」もAIに学習されて著者に辿り着く前に終わりなので、書く意味はもう消えたと思う。会社のテックブログならそれでも宣伝と割り切ればいいかもしれんが

2024/12/02 00:34
b.hatena.ne.jp

うーん、この意見はどうなんだろう? 本当にブログを書く意味はなくなってしまったんだろうか?個人的には結構懐疑的なスタンスを持っている。

AIに学習されて著者に辿り着く前に終わり

生成AIがもたらすものは知っている人が調べることを超高速スキップさせてくれることだとぼくは思っている。 AIやLLMの進化がどのような形になるのかわからないが、どこまで高速になったとしても0にはならないと考えているので懐疑的なのかも。 例えば、テーマやトピックを決めて生成AIに大筋を作ってもらうことは現代でも可能だと思う。でもその人自身が発見した情報や経験なんかは学習しきれない(そもそも学習されていない)可能性があると思う、なので意味がないということはないと思う。

あとは人間が成長するためにはインプットとアウトプットが必要なのでブログという形でないにしろ何かしらのアウトプットの形は残ると思う。 電子書籍が出ても紙の本がなくならなかったように全体の市場から比率は下がっても0にはならないと思う。

著者に辿り着く前に〜という意味はあまり良くわからなかった。 ブログを読むときにあまり著者を意識することはない、意識している場合はだいたい購読しているのでやはり読むタイミングでは気にならないのでぼくにはあまりピンとこなかった。 ただAIが要約を作ったとしても出典元は必ず気になると思う。そういった意味でその原典を誰が書いたか、何故そう思ったのか。その主張の裏付けは何か?は確認したくなるんじゃないかな。 AIは無敵のツールではなく、ハルシネーションのようなものも生み出す「もっともらしい情報」を出力するツールだと考えているので、個人のブログの意味が消えるとはあまり思えなかった。 このあたりは専門ではないので見識が狭いだけかもしれない。

[/追記]

[2024.12.03 09:00 追記]

技術記事はそもそもバズらない……そうはいっても読まれたいに関する自身の考え - おうさまのみみはロバのみみ

全然本筋じゃないんだけど、レイヤーの切り方が適切でなくて話が入ってこない。。。県代表=日本で上位47人でも中級者。エンジニアリングは原理作る側と使う側でレイヤー跨げるし、もっと三角形だろうし、あれと。

2024/12/02 14:33
b.hatena.ne.jp

雑な思いつきを脳内ダンプしてるだけなので許されたい……がレイヤーの切り方はそこまで深く考えてなかったです。 「初級者」と「初心者/未経験」は異なる存在なのでそこが分かれている図が見つかったので上位層とかの細かな定義とかは正直意味がない(そもそも比較する対象が違うし)と思ってたんですが、ノイズになってしまったようで申し訳ない。

エンジニアリングは原理作る側と使う側でレイヤー跨げるし、もっと三角形だろうし

こういうレイヤー分けはざっくりしたものにしておかないと無限にパーキンソンの凡俗法則の沼にハマってしまうのでそこまで厳密な定義はいらないと思ってます。 「AがXXXに入るならBも当然XXXに入るべき。入っていないのはおかしい!」みたいな話に広がっちゃうので無意識的にそこを避けたのかもです。 つよつよエンジニアみたいな頭が悪い単語がすべてを物語ってるけど、どこまでをどう切るかについては賛否両論あるのでそこはあまり重要視していなかった情報でした。

もっと三角形じゃない?はそうですね、同感です。 ただ、図形の正しさは自分にとって重要な情報ではなかったので、特に気にしなくてもいいかと割り切ってました。

技術記事はそもそもバズらない……そうはいっても読まれたいに関する自身の考え - おうさまのみみはロバのみみ

ロングランする記事あるよなぁ。長く読まれるには、基礎的な、というか、ある種の根源的な内容が必要なのかなぁ、とか思ってる。

2024/12/02 08:30
b.hatena.ne.jp

これは仰る通りですね、そういった記事を見つけて共通点を洗い出して書くようにするといいのかもしれないです。

技術記事はそもそもバズらない……そうはいっても読まれたいに関する自身の考え - おうさまのみみはロバのみみ

技術者のSNSGitHubで良いのではと思うことはあります

2024/12/02 06:29
b.hatena.ne.jp

わかる。

技術記事はそもそもバズらない……そうはいっても読まれたいに関する自身の考え - おうさまのみみはロバのみみ

技術記事だとしてもつまらないものはつまらないので読まれない。逆にbashの記事が今でも読まれているのなら、それは誰かの痒いところに手が届いたからだと思う。読ませる記事を作らないといけない。

2024/12/02 07:40
b.hatena.ne.jp

先日「面白いって何なんすか!?問題――センスは「考え方」より「選び方」で身につく」という本を読んで、「面白いは千差万別でわからないけどつまらないはだいたい共通している」的なことが書かれていたので「つまらない」を避けるだけでも変わるかもですね。

www.amazon.co.jp

技術記事はそもそもバズらない……そうはいっても読まれたいに関する自身の考え - おうさまのみみはロバのみみ

バズらせることが目的では無いでしょうに... あと順位付けみたいなのも若干の違和感..

2024/12/02 08:50
b.hatena.ne.jp

それはその通りだと思います。 順位付けというのはどれに対することだろう?レイヤーを分けたところですかね? あれは「技術的に高度だったりニッチだけど貴重だったりする記事」を読む層は基本的に「お気持ち表明系かネタ記事かビジネス書みたいな意識高い系か、技術記事でも キャッチーな言語や技術を使った○○やってみた系」よりも読み手が少ないを表す表現なので別にどっちのほうが偉いとか順位が上とかって話ではないです。

技術記事はそもそもバズらない……そうはいっても読まれたいに関する自身の考え - おうさまのみみはロバのみみ

技術記事がバズるって何? はてぶでたまにホッテントリに来るのだって技術を使ってるだけのエンタメ記事がほとんどなのに

2024/12/02 10:46
b.hatena.ne.jp

人間はゴシップを好む傾向があるのでそういうものだと思います。 自分のご意見表明を出しやすいところのほうが盛り上がるというのは何かしらの快感を引き出すのだと思います。 この記事にはてブがついてるのも同じ理由だと思う。 技術記事でもすごく読まれるものはありますよ、週刊はてなブックマークランキングとかみてるとそういうものはかなりあります。 ホッテントリにエンタメ系が多いのは仕方ないかなと。

技術記事はそもそもバズらない……そうはいっても読まれたいに関する自身の考え - おうさまのみみはロバのみみ

有名なソフトや言語、技術を生み出した偉人の記事をネットで見たことがあるか?まずない。そういう人達はネット記事など初めから書かない。書くとしたら論文を書く。そして、バズラされる一般人は論文など読まない。

2024/12/02 10:51
b.hatena.ne.jp

この方のいう「有名なソフトや言語、技術を生み出した偉人」が誰を指すのか?というのはありますが、Goを作ったロブ・パイク氏だってブログを書いてるし、アンクルボブおじさんだってそう。日本だとMatzやkamipoさんも書いている。 論文を書くかどうかはその人のスタンスに依存するので必ずしもそうではないんじゃないかと思います。

ただ、

バズラされる一般人は論文など読まない。

これはその通りだと思います。なんなら論文どころか公式ドキュメントを読まないこともあると思ってます。

技術記事はそもそもバズらない……そうはいっても読まれたいに関する自身の考え - おうさまのみみはロバのみみ

見る側は複数のイベントで同じネタで発表しているのを見ると「またこれかよ。他にねえのかよ」ってなる、ということは指摘しておきたい / 場合によっては「同じカテゴリ」でもそうなるので頻度調整重要

2024/12/02 11:28
b.hatena.ne.jp

そうですね、そこの問題はあると思います。 そのあたりは運営側の期待値調整とかそもそもそのセッションやトークを見ず、別のこと(カンファレンスなら廊下で知り合いと話したり別のトークを聞きに行く)をしてもいいんじゃないかと思います。

技術記事はそもそもバズらない……そうはいっても読まれたいに関する自身の考え - おうさまのみみはロバのみみ

僕は、ある程度できる人に「お、いいじゃん」て思われる記事を書きたい。バズるのは数年に一度でよい。「誰に届いているか」をKPIにすると良さそう。こう思うには成功体験が必要だと思う。何かサポートできるのかな?

2024/12/02 19:28
b.hatena.ne.jp

確かに「誰に届いているか」をKPIにするのはよさそう。 いいことを教えてもらった。ありがとうございます!

技術記事はそもそもバズらない……そうはいっても読まれたいに関する自身の考え - おうさまのみみはロバのみみ

バズるように書いたらあっさりバズる体験をしては、こんなものは虚無だと気づき、自分の備忘録として優れた文書を残していければそれでいいと思うようになった するとそのうち発信力みたいなのも上がる

2024/12/02 20:31
b.hatena.ne.jp

それができるのは稀な人たちなんや……多分。

[/追記]

マネーフォワードを辞めようと思った日

誤解がないように最初に言っておくが辞めたわけでも、辞めようとしてるわけでもないです。

11月最後の週の金曜に入社当時にメンターをしてくれた業務委託のエンジニアの方の送別会に参加した。

マネーフォワードに入社したのが2020/01なのでもう少しで6年目に突入するわけだけど、いろいろ学ぶところがあったし、井上さんの元でもっと学んでおけばよかったと改めて思う。

最近、社内の人事発令を見ていると「あ、XXXのときにお世話になった人辞めちゃうのか」ということに気づくことが増えた。

ぼくの仕事はいろんな人と関わることが多い、特に多いのがエンジニアだが人事やCS、ときに営業の人ともお話しすることがあるのでよりそう思いやすいのかもしれない。

マネーフォワードに入る前の最長社歴が4年4か月で現在自己最長を更新し続けてるのだけど入社当時はまさかこんなに長い間働くとは思っていなかった。 以前最長を記録したときはマネーフォワードほど入退社する人がいなかったからそう思っこともなかったんだなと書いていて思った。

<追記>以前の最長記録を更新したときに書いた退職エントリが残ってた。書いておくとこういうときに便利だね。ちなみにこのときの退職理由の1つだった病気は現在ほぼ発生しなくなってます。完治はしないらしいんですがここ数年は発生してません。</追記>

luccafort.hatenablog.com

知り合いがやめていくのを見送るのはなかなかつらい。 そう思える程度にはよい関係性を構築できたんだなと思うし、もっと一緒に働きたかったなと言う気持ちもある。 もちろん、新たな門出を祝う気持ちもあるんだけど複雑な心境だなと思うことが増えた。

いつかぼくもマネーフォワードを去るときが来ると思うが、周りの人に「もっと一緒に働きたかった」と思ってもらえるのだろうか?とふと不安になった。 それを目指してるわけではないけど、もっと一緒に働きたいと思ってもらえるというのはなかなか得難いことだと思う。

これまで、マネーフォワードを辞めることを考えたことがないか?と言われると実は2度ほど考えたことがある。

一度目は技術広報になる直前、とあるプロダクトを自分たちの管理するプロダクトに取り込むというミッションを担当したのだけどこれが見事に失敗した。 失敗した理由はいろいろあるがその時心がポッキリ折れかけてしまい、転職の二文字が頭をよぎった。

転職しなかったのはやはり仲間との関係性が良かったからだと思う。 その中にはもちろん先程のメンターをしてくれた ino_dev さんも含まれる。 その後転機があり、技術広報という新しい挑戦の場を得たことでもう一度持ち直していった。

意図したわけではなかったけど、とてもタイミングが良かったように思う。

二度目はちょうど去年の今頃だったと思う。 技術広報としてやらないといけないことがある程度できるようになってきて、その先が見えるようになった。 同僚に achamixx が入ってくれたこともあり、少し余裕が生まれたところで「この仕事は果たして楽しいだろうか?」という疑念が沸き起こった。

誤解してほしくないのだが「楽しくない」と「嫌嫌している」はぼくの中で等価ではない。 どちらかというと「楽しくはないがいまやらなければいけない仕事」がたくさん目の前にあり、それに忙殺されていたという心境が近い。 なにかに集中してるときはそれが楽しいか楽しくないかはぼくの場合、あまり重要ではなかったようだ。

ともあれ、チームとしてある程度の余力が生まれてきて、周りを見渡す余力が生まれたときにふと「この仕事をあと何年もやるのか?」と自分に問うたときに「やることはできるがやりたいことではないかもしれない」と考えた。

恐らく麻疹のようなものでここが技術広報やその他のキャリアを目指す1つの岐路なのだと思う。 良くも悪くもマネーフォワードのアウトプットは増えている。 比率は大きく改善したとは言えないがメンバーが増えているので結果増えている。 また新卒のメンバーやこれまでやったことがない人の比率はぼくが技術広報をやるときに比べて格段に改善した。 そういったある一定の成果が出たことで「自分が技術広報でなくなったあとの世界」を思い描くことができるように組織として強くなったと考えられる。

さて、そうなったときにこれからのキャリアをどうするか?を考えることになった。 まず行ったことは社内外のエンジニアやエンジニアリングマネージャーに話を聞きに行くことだ。 それも普段であればなかなか会話をしないであろう人たちと話すことを優先した。

社内でいえばとある部署の室長のようなポジションの人、現上司のRusty、社内のチャレンジシステム制度を使って社内移動をしたメンバー、いろいろな役職、社歴のメンバーに話を聞きに行くようにした。 彼ら、彼女らには現状を伝え、あなたたちならどうするか?ということを聞くようにした。 中には鋭い質問や意図がつかみにくい質問などもあったが自分からみた視点と他人から見た視点を俯瞰して見ることができた。

社外に関して言えばコミュニティーで知り合った人たちと懇親会などでお悩み相談という形で相談に乗ってもらったり、他社のカジュアル面談などで情報交換がてら相談させてもらったりした。 ぼくはだいたい四半期から半期に一度、転職の意図があるなしに関わらず他社のカジュアル面談を受けるようにしている。

これは似たようなことをpotato4dsさんも以前書いていた。

d.potato4d.me

ぼくの場合はこのブログが書かれるもっと以前の出来事がきっかけになっている。 最長社歴だった会社で働いていたときの部長に勧められて、そこから定期不定期の差はあるが継続して行っている。

部長曰く「市場価値は市場に出ないとわからない。この会社の評価が気に入らないとき自分の市場や周りの市場がどう変化しているか知らなければ上げるためのアクションが取れない。だからブログやイベントに参加するように他社の面談や話しを聞きに行くことはとても大事だ」と言うようなことを何かの折に教えてもらった。

当時はまだカジュアル面談という言葉もなく、転職する気はないが話を聞かせてほしいと言ったら怒られることもあった。 ほとんどの場合はやんわり断られるか、それでもいいので話しをしたいというものだった。

ともあれ、社内の権威勾配やバイアスなどがない、フラットな視点で課題を相談できる機会というのは意外と得難い経験だ。 前提を機密に当たらないように話しているうちに「あぁ、自分はこの部分に違和感を感じてるのだな」とか「ここは思ったよりも不満に思っていないのか」と対話によって自己認識を掘り下げることができた。

また異業種の人たちにも相談をさせてもらった。 エンジニアという職種は現代においてかなり特異な存在だと思う。 言わば企業に対して反旗を翻すことができる強い役職として存在している。 ぼくは技術広報なのでエンジニアともそうでないとも言い難い職種になっている。 そうなったときに他の職種の人の意見を聞いて得るものがあるかもしれないと思ったからだ。

先に結論を言っておくと異業種の方はそこまで多くヒアリングしていないのもあるがあまりピンと来ない意見が多かった。 このことからまだ自分の軸足はエンジニアにあると判明したのでその点は良かったと言えるだろう。 効率という意味で言うなら決して良くはないこれらの行動を通して「マネーフォワードを辞める程ではない」と再認識することができた。

ぼくはマネーフォワードに入社するときに「この条件が満たされたら辞めるリスト」を作成している。 これは会社に対する期待の逆を書いただけなのだが、改めてこのリストを見て驚いたことに入社当時にやりたいと思っていたことのほとんど全てを体験することができたということだ。

RubyやGoを使った開発をしてみたいであったり、海外カンファレンスに参加してみたい(実際には参加ではなく登壇だけど)だったり、自社カンファレンスを開催したいだったり、そういったことが書かれていたし、それらを満たされていた(当時はまだ自社カンファレンスは開催されていなかったが開催する旨自体は聞かされていた)。

そうしたときに自分の今のこの不安定な状態というのは「やりたいこと」が満たされてしまったからではないか?ということに気づいた。 それに気づいてからは「じゃあ自分はマネーフォワードでないとできないこと、やり残してること、やりたいことはないだろうか?」と自問自答することとなった。

結果、なんとなくこういうところはまだできてないのでやってみたいなと思うところが見え始めてきたし、それはマネーフォワードでないとできないことなのか?と思い、他社の話を聞きに行くこともしている。 もしかすると、何かのボタンがかけ違えば転職をするかもしれない。 反面、まだまだやってみたいことが存外マネーフォワードに転がっていることにも気づけた。

ぼくのキャリアの軸のようなものも見え、これまでのキャリアをどのように決めてきたかも朧気ながら見えるところまで自己理解を深めることができた。

自分の強み、自分の強みが発揮できるフィールド、自分の弱みそういったことを自覚できるようになったのは多くの人との関わりや摩擦によって自分自身に問いかける量が増えだからだと思う。

問いかける量が増えると質が高まりやすくなる。 どのフェイズでもそうではないがこれまでその場のノリで転職をしてきたが「転職しないことで得られる強さ」のようなものも見えてきた。

多くの場合、環境を変えるのは大変でそれをするくらいなら自分の置かれる環境を移動させてしまうほうが圧倒的にeasyだ。 だけど、それで評価を上げ続けることができるか?と言われたときにどこかで壁にぶつかるんじゃないかと思う。

何故ならどこの企業、組織でも環境を変えられるゲームチェンジャーを求めているからだ。 変えることが降りた人よりも変えることに挑戦した人のほうが評価される、そういうターニングポイントにもしかすると自分はいま立っているのかもしれないと思うと少しずつ「楽しくない」状態が改善してきた。

環境を変えたいというと傲慢な発言だが環境を変えるために自分にできることを探したり、そのためのスキルアップを計ることは自分にとってどうやらワクワクすることらしい。

そのために職種や役割を変えることは自分にとってあまり重要ではなく、そのラベル(役職名)がなにかもあまり重視していないことがわかった。 何をしたいか、何をしてきたか、何ができないか…そういったことに向き合うときぼくはワクワクするらしい。 いまの技術広報という職種は目標や理想が非常に抽象的で誰も答えがない自分たちの答えを定義する必要がある。 それはとても苦しくて大変だし、やればやるほど事実との乖離に打ちのめされるんだけど少しでも近づけていると思えるなら報われるなとも思っている。

やりがいがあるか?でいうとエンジニアのときのようなやりがいはない。 同じやりがいならエンジニアからジョブチェンジしてないわけで、ないものねだりをしていただけかもしれないと最近思うようになってきた。

最近「社内のXXXをもっと盛り上げたい」や「XXXをやりたいので協力してほしい」という相談が増えてきた。 これまではぼくが主導しないと生まれなかった相談がちゃんとアクションするところまでやりきる人たちが出てきた。 相談だけで終わるケースがこれまでは多かったが思いと行動をセットで実行する人が出始めたのでぼくの技術広報としての卒業は近いのかもしれない。

これまでの活動が花開いたのかもしれないし、ぼくのこれまでの活動が不甲斐ないため生まれたのかもしれない。 きっかけは何でもいいんだけど理想とする組織像に一歩近づいたんじゃないか?と思うと喜ばしい気持ちになる。

誰かのアクションを待つんじゃなくてガンガン行動して予算をもぎ取るような「口だけじゃなく動くものをもってこい」な行動がもっと増えればいいなと思う。 (口だけじゃなく〜の原典はぼくではなく2019年に当時クックパッドでCTOをされていた成田さんの基調講演での発言をお借りしている)

[2024.12.01 21:30 追記]

マネーフォワードを辞めようと思った日 - おうさまのみみはロバのみみ

プレミアム会員でも広告が出るとき・・・って話じゃなかった

2024/12/01 16:43
b.hatena.ne.jp

あれねー。確かにウザいよね。わかるよ。 ぼくは部署が違うので関知してないけど、なんとかならんか?という話題は見かけたことがある。 UserFocusValues に含まれているのでなんとかならんか?と思ったことはあるし、ビジネス側や開発側にもいろいろな背景があるんだろうとは思う。 人間は通知を見ないとかフリーミアムモデルだとか広告掲載はビジネス的に外せないとか。

でもまあそれはさておきユーザーとしては課金してるのに「広告が表示されてしまう」状態は嬉しくないので変えてほしいなとは思う。

ただまあ、それが理由でやめるか?というと開発の当事者でもないのでそこまでのモチベはないかな。社内で声を上げることはあると思うけど。 [/追記]

[2024.12.01 21:37 追記]

マネーフォワードを辞めようと思った日 - おうさまのみみはロバのみみ

PayPayと連携できないとき・・・って話じゃなかった

2024/12/01 21:33
b.hatena.ne.jp

なんか変なコメントを書いていいとでも思ってるのかどうかわからないけど、そういうことを書く場じゃないよ。 でもPayPayとは連携して欲しいとぼくも思ってる。 でもPayPayと連携してないので辞めます!とか言わんやろ。ぼくは言わない。 というかその話でいうと中の人だからこそ、そこの部分は「俺が頑張ればPayPayと連携できるかもしれん!」と思えるポイントなので辞めるポイントにならないと思う。 君は違うのかもしれないけど。PayPayと連携できない理由が知りたければ弊社マネーフォワードに入社して社内ドキュメントを読んでください。理由が書かれています。

[/追記]

[2024.12.01 22:30 追記]

マネーフォワードを辞めようと思った日 - おうさまのみみはロバのみみ

「入社当時にメンターをしてくれた業務委託のエンジニアの方」・・・先輩社員じゃなくて??

2024/12/01 22:14
b.hatena.ne.jp

先輩社員ではないですね。 当時ぼくは京都拠点が発足して1〜2年目の時期に入社したのでエンジニアの数が少なかったのでそうなっていました。 ぼくもビックリしたけど、それとは別に業務委託だとか契約社員だとかで差別しない社風なんだなと好意的に受け止めていました。 いまはメンバーも増えたので社員がやっていると思います。

[/追記]

[2024.12.02 07:20 追記]

マネーフォワードを辞めようと思った日 - おうさまのみみはロバのみみ

2020年1月に入社して、もうすぐ6年目か。光の速さに近い速度で走ってる人なのかな。

2024/12/02 01:22
b.hatena.ne.jp

バカかよ。2020年1月(入社1ヶ月)が1年目、今現在、入社から4年11ヶ月で5年目なんだから次で6年目だろ。 光の速さで間違ってんのはお前だよ。新卒1年目を新卒0年目とは言わんだろ。

一応書いた後で諸説ある、みたいな事例があるかもしれないと念の為に調べたけど

勤勤続年数とは、原則として、退職手当等の支払者の下で退職の日まで引き続き勤務した期間(以下「勤続期間」といいます。)の年数(勤続期間に1年に満たない端数があるときは1年に切り上げます。)です。

になってるので今現在4年目11ヶ月なので切り上げて、5年目。 次の1月で5年とn日になるので更に切り上げて、6年目になります。 コメントする前に調べようね。

www.nta.go.jp

[/追記]

[2024.12.03 23:00 追記]

マネーフォワードを辞めようと思った日 - おうさまのみみはロバのみみ

いい話だなと思ってたのにコメ返しで「バカかよ」と乱暴な言葉使っててうわぁとなった。複雑な気持ち。記事内容は良かった。

2024/12/03 13:20
b.hatena.ne.jp

追記をし始めるとキリがないのでやめようと思っていたが最後にこのコメントにだけ返信をする。 まずはいい内容だったと評価してくれてありがとうございます。 そして、乱暴な言葉使いをしたことで読後の感想を汚してしまってすみません。

一応言い訳をすると件のコメントが「2020年1月に入社してもうすぐ6年はおかしいのでは?」という書かれ方だったらあのような言い方はしなかったと思う。 「光の速さに近い速度で走ってる人なのかな。」という一言で自分を上においたマウンティングだと判断したのでそれに対して反論したため、あのような言葉使いになりました。 過去に何度かブログがプチ炎上して、心無いコメントのサンドバックになった過去があり、反論するときはちゃんと反論しようという結論に至りました。 よほどなにか変化がない限りはやめないと思います。ごめんね。 ぼくも人間なので嫌なヤツには言い返したいんだ、許して欲しい。

[/追記]

イベントのハイブリッド開催は難しい

先程まで初めてKyoto.rb のイベントでハイブリッド型(オンライン + オフライン)で開催した。

https://kyotorb.connpass.com/event/337169/

 

ベストエフォートで元々やると決めていたので決して配信クオリティーは高くなかったし、それでいいと思っていたんだけどそれはそれとしてやはりイベント運営としては気にしてしまう点が多くなって大変だなと言う気持ちになった。

 

これはこれまでの経験から考えていることなんだけど、ハイブリッド型のイベントはあまり旨味がないんじゃないかと思う。

オフラインでの体験(参加者との交流、インタラクティブな意見交換など)を重視するなら人数は絞ってしっかりといろいろな意見が活発化するような仕組みにすべきだと思う。

オンラインではその逆で大多数(そのうちの何人が聞いているかも怪しいけど)に対してラジオやテレビの配信を行うように双方向性を捨てるほうが良いと思う。

 

ハイブリッド型はその両方を取りに行こうとして、両方で、失敗しているような気持ちになる。

オンラインとオフラインではそれぞれの参加者が持つコンテキストや環境が異なりすぎていて、これらを均一なクオリティーに担保することが難しすぎると思う。

少なくとも片手間にやるには重すぎる。

 

やるならきちんと配信設備やリハーサル、想定されるトラブルへの対応に配慮すべきだが、そこのコストを払うならどちらかだけにしてしまうほうが遥かにコストパフォーマンスがよい。

何を目的とするか次第ではあるが、ハイブリッド型は目的が2つあり、それを満たそうとしてどちらの目的も満たせないという矛盾を孕んでいるように感じる。

 

それが必要ならばやるのはやむなしだが、多くの場合ハイブリッド型でリアルタイム配信を行うメリットは存在しない。

「できるからやる」になってしまっていないか?という疑問が湧く。

誰のためのイベントで、参加者に何を持ち帰ってほしいのか。

そういった目的が明確なケース以外でやろうと思えないなと感じた。

 

オンライン側への配慮や音声品質、配信映像の画質、ネットワークの品質と安定性、これら諸々を考えるとオンラインのみかオフラインのみに限定するほうがイベント体験は向上するし、そちらに注力するのがベターだと思う。

 

今回、ハイブリッド開催をしてみたけど、今後やることはないんじゃないかと思う。

次回、遠方からの参加者が参加したいとリクエストしてくれたときはオンラインのみでやろうと思う。

大変、というよりは満足行くクオリティーのイベントにするためのコントロールが難しく、自分はあまりやりたいと思えないので次回以降はやらないんじゃないかな。

 

ハイブリッド型のイベント運営でうまく両方を満たしている方がいたらお話しを聞かせてほしい。

現地組はオンライン参加者の声が聞きにくいし、オンライン組は現地組に参入しにくいという情報格差、イベント格差みたいな状態を作ってしまうように感じて、これはぼくが望む形のコミュニティーではないと強く感じてしまった。

 

望まれてるのはわかるが現実的にやる意義がないように思う。参加のしやすさは魅力だけどそれよりは現地での交流を重視したいな。

 

[2024.11.26 22:45 追記]

 

電車で思いつくままに書いたので前提条件とかが漏れていたので補足する。

 

まず、Kyoto.rbは地方コミュニティなのでより身近に相談できる人を求める参加者が多い。

また、そのコミュニティの良さを感じた人がリピートしてくれる傾向があり、その噂を聞いた人がまた……という形で新規参入してくれる人が増えている。

 

そういった背景を考えるとイベント運営者として開催されるイベントに求める形態というのは「現地 > オンライン > ハイブリッド」の順番になるんじゃないかな。

 

「廊下こそがカンファレンス」「懇親会が本当のカンファレンス」というのは単に飲み会が大事!みたいな話ではなく、そこにいる生のコミッターやインターネットでしか知らない人たちとの交流ができるという点がそのような評価につながっているのだと思う。

 

イベント本編はオフィシャルな場、懇親会はアンオフィシャルな場と昔誰かに言われてなるほどな〜と思ったことがあるが、アンオフィシャルな場ではその場で揮発しなければ話せないことを話すことが多い。

例えばキャリア相談や人生相談、いま困っているプロダクトのコードをモブプロするなどなど。

その場限りのNDAを結んだ人同士の交流というのはオフィシャルなイベントとはまた異なる性質を持っていると思う。

それこそが真のイベントだ!とは思わないのだが、そこにしかない知識、情報というものもある。

 

ハイブリッド開催はぼくにとって、参加者が等しく機会が与えられない点が気に食わないのかもしれない。