#rubykaigi 2023 をふりかえる

独白的なモノローグ

昨晩エヴァートンvsマンチェスター・シティ戦があったんですが、完勝といっていい結果を喜んで今朝起きたらアーセナルがブライトンに負けていてプレミアリーグ優勝の2文字がもう一歩のところまで来て最高のお気持ちです。
インテルもいい感じに調子を上げているので応援しているチーム同士によるCL決勝が見れるかもしれない!!!とワクワクしています。
どうもお久しぶりです、luccafortです。

皆さんはRubyKaigiにいきましたか?
ぼくは行きました!!!

カンファレンスに参加したらブログを書く!という制約を自分に課しているので執筆するぞ!とわざわざ休日にしたのにオフィスに来てブログを書いています。
たまたま元同僚の方が京都に遊びに来てたのでランチにいくことになって、お土産持っていくかーと思ってたら結局オフィスで書くのが快適というね……。

結論

RubyKaigi は最高なので来年はみんなも参加しよう、次は沖縄だぞ沖縄!!!

具体的な施策や思いについては同僚の achamixx が丁寧に書いてくれたブログがあるのでこちらをどうぞ。

achamixx.com

本人に「楽しかったです!」とか「これよかったです!」とか言ってくれると多分飛んで喜びます、すかいはーい!

これはなに?

ぼくは「ブログを書くまでがカンファレンスです!」と言われて育ったエンジニアなのでRubyKaigi 2023を終わらせるためにもこの記事を書いてます。

効果とかView数とかそういうのは気にしない。書きたいから書く。関わったから書く、それでいいのだ。

今年のRubyKaigiについて

今年のRubyKaigiはある意味で「はじめてのRubyKaigi」になりました。
どういうことかというと……

  • オフライン開催のRubyKaigi に始めてスポンサー側で参加した
  • 著名なRubyistの方々と「はじめまして」ができた
  • 海外のエンジニアと拙いながらも交流ができた
  • ブース出展を通して数多くのエンジニアと交流が生まれた

初めてRubyKaigiに参加したのは2018年の仙台なのでかれこれ5年になるんだなーと感慨深いものがあります。
当時はSuper Early Birdの意味がわからなくて???となっていたところを当時マネーフォワードの社員だった卜部さん(現在も技術顧問として活躍していただいてます)が補足してくれました。
これがぼくにとってのRubyKaigiの始まりです、そう思えばあっという間のような長いような不思議な気持ちになる。

当時のTwitterのキャプチャ。卜部さんはとても優しい人。

久しぶりのオフラインRubyKaigiの感想とか

実はオフライン開催されたRubyKaigiへの参加は4年ぶりでした。
昨年の三重県津市で開催されたRubyKaigi 2022はiOSDCと一部日程が重なり、iOSDCにも会社としてスポンサーしていたためそちらの担当ということで辞退していました。
RubyKaigi 2022はブースの申請を出したんですが、まだコロナが終息していないということでブースの数に制限がかかり、抽選の結果残念ながら落ちてしまい、逆にiOSDCはブースを出すことが確定したのでそちらの担当として参加していました。
あと前述した同僚の achamixx さんが入社数週間だったので比較的馴染みのあるRubyKaigi側に行ってもらったほうがよかろうというチーム内の判断もありました。

とまぁそんな感じの事情もあって、久しぶりのRubyKaigi参戦ということでいろいろと感じたことを書いていこうと思います。
特に綺麗にまとめる気はないので、ダラダラと続くので注意してください。

まつもとはマジでよかった

一部会社のメンバーが撮ってくれた写真も掲載するんだけどまつもとはマジでよかったです。

山に囲まれたという意味では京都も似てるがやはり雰囲気がぜんぜん違って楽しい。

これは京都だとできないよな〜松本市すげえ歓迎してくれてる!

Day0について

RubyKaigi 2023は5月11日からなんですが、我々はブースの設営があったので集まれるメンバーが集って事前に設営準備をおこなっていました。
ぼくはUEFA Champions League 準決勝1st leg レアル・マドリーvsマンチェスター・シティ戦を見てから松本入りしたのでこの時点でだいぶ眠かったです。
それはそう。

設営自体は大きなトラブルもなく完了します。ホワイトボードが2枚もらえると勘違いして運営スタッフの方にご迷惑をおかけしてしまいました、反省。
その後は複数の拠点からメンバーが集まることもなかなかないだろう…ということで懇親を兼ねて飲み会にいきました。
実はこの飲み会、幹事がぼくだったのですが松本駅近辺でお店を予約したつもりが長野駅近辺になっていてやばい!!!!!となっていました。
幸い、メンバーが事前に気づいてくれて別のお店をピックアップして予約してました。こんなチョンボをまさかやってしまうとはね……。

何故か満面の笑みで麦茶を飲むluccafort

はじめてRubyKaigiでブース出展をして……

今回のブース企画に関しては前述した achamixx がブログを書いてくれてるのでわざわざ書くこともないかなーって思ってますが一言だけ。
ブースの申請からRubyKaigi 2023の開催まで思ったよりも日がなくてかなり大変でした。特にGWを挟んでしまうことで思った以上にスケジュールに余裕がないことに気づいたり、Go Conferenceの運営と重なってしまい一時期かなり負荷が高い状態になって結果、ストレスで体調を崩してしまいメンバーに迷惑をかけてしまいました。

コードレビューは思ったよりも楽しんでもらえた

当初ブースで行う企画はいくつか候補があったのですがいろんなメンバーから「エンジニアが楽しめるコンテンツを用意したい」という意見が多数だったことから公開コードレビューという企画を実施しました。 これはぶっちゃけて言ってしまうと昨年のDroidKaigi でLINEさんがされていたCode Review Challenge をオマージュしています。

engineering.linecorp.com

LINEさんの場合は「Bad CodeをGood Codeに変える」という点にフォーカスをしていました。
我々マネーフォワードは「お金にまつわるサービスを改善する」という点にフォーカスしました。

これは「単にコードレビューやりましただとLINEさんの企画を丸パクリしてリスペクトを感じない、マネーフォワードだからやれるものにしたい」とメンバーからの意見を元にどういったことができるのか?というのを連日話し合い「お金にまつわるサービスを改善する」というテーマに決まりました。

Day1は「消費税」、Day2は「ポイントシステム」、Day3は「キャッシュレス決済」という簡易的なサービスのコードを実装してもらいました。
Day1の出題者は @1060kiさん、Day2の出題者は @ise_tangさん、Day3の出題者は cat2kobanさんにお願いしていました。

このサンプルコードですが、紙に貼るということが事前に決まっていたので行数制限がありました。
そういう意味でも短いコードに出題意図を含めて実装してくれたメンバーに感謝です。

そしてなによりもあらゆる雑事やイベントの設計をしてくれた @achamixx には最大の感謝を送りたい。
普段ぼくが京都で働いてる関係でブース設営に必要なものの手配などの一番最後にやらないといけない、でもミスが許されない面倒な仕事を一手に引き受けてくれて対応してくれました。
もうあちゃさんに足を向けて寝れないぜ。

実際にコードレビューを楽しんでくれている図。

onkさんとPENさんも来てくれてた。感謝!

RubyKaigiはRubyistとの同窓会

ぼくはRubyKaigiがとても好きなんだけどもそれってなんでだろうなーと考えたときに「Rubyistとの同窓会だから」だなーと思いました。
元同僚とあって最近どうしてる?とかコミュニティや他社の方とRubyについて「さっきのXXXさんのセッションの○○がめちゃくちゃ面白くて〜」みたいな技術の雑談をするのが楽しいし、好きなんだなと改めて思いました。

現同僚と元同僚が写真撮ってる図

カンファレンスと参加者をつなぐなにかがほしい。

反面、めちゃくちゃ楽しめてる人とそうでない人たちが分かれているだろう…というのは感じていました。
これは今回のRubyKaigiで感じたことではなく、さまざまなイベントやカンファレンスに参加するようになって「はじめまして」なエンジニアが参加したときにどうしても馴染んでいる人とはじめましての人をつなぐ架け橋的なサムシングが足りず、一定数カンファレンスを楽しみきれずにいる人がいると感じていたことに起因します。
今回特に感じたというわけではないのですが、たまたま以下のブログを読み、「そうだよなー学生とか初めての人はそもそも楽しみ方がわからんよなー」と思っていたのでした。

tomio2480.hatenablog.com

個人的にはこちらのtadsanのスタンスが真似しやすいのかなーと思うんですがぼくはファンベースがいうところのコアファンとしてのふるまいを意識している気がします。

gist.github.com

これは恐らくぼくがコミュニティに入るときに助けてくれた @soudai1025@ryosmsmhidaka あたりの影響を強く受けているのだと思います。
なのでtadsanさんのブログでいうと「まず自分が最高のゲストになることを意識する」はぼくも意識的に行っています。最高のゲストがどういうものかは人それぞれかなーと思うんですが、できるだけ意識しているつもりです。

反面、これは強者のふるまいであるとも思っていて @tomio2480 さんのブログに出ていたカンファレンス筋が育ってない状態ではなかなか最初の一歩が踏み出せないし、踏み出せた人の近くにはやっぱりコミュニティを盛り上げている素晴らしいエンジニアの方がいて運営に近い人に「彼・彼女がこういうことを考えてるらしいんだけどどう思う?」とフィードバックの橋渡しをしてくれる人がいるように思います。
そういった人と遭遇できるかどうかはかなり偶発性に依存するというか、再現するのが難しい気がしており、このあたりもう少しなんとかうまくできないかなーという悩みがあります。

これが正解、というわけではないのですが、カンファレンスやイベントの運営チームは大抵の場合タスクに追われてしまいがちです。
Go Conferenceの運営をするようになってより実感したのですが、やるべきこと、確認すべきことが山のようにある一方でスタッフの数は限定的です。
それを期間内にやりきる必要があり、かなり多忙です。もちろんカンファレンス以外に本職の仕事もあるのでどうしても片手間になる面があります。

一方、ビギナーな参加者はそういった文脈とは別で考えるべきだとも思っていて、参加した人に最大の価値提供をしたいと考えているけれどどういったフィードバックをもらえるといいのか運営からは見えなかったりします。
ここに情報の断絶があり、どうにかしていい感じに橋渡しをしてくれる人がいると嬉しい……と常々考えています。

その一つの解決手段として「カンファレンスの歩き方」のようなドキュメントがあると改善するかもしれないなーとは思いつつ、果たして初めてカンファレンスに参加する人がそれを読むだろうか?というのは半信半疑な感じがしています。
自分のケースだとカンファレンスが終わったあとにそういったドキュメントに辿り着くんじゃないかなーと。
とはいえ、価値がないわけではないのでドキュメントに関してはあったほうがいいと考えています。それだけだと足りないので何かしらビギナーな方がアクションしやすくなるフックもセットで設計してあげれるとより良いのだろうなーと考えていました。

来年のRubyKaigiではそういった課題に自分なりになにかしらの回答を持って挑めるといいなーと考えています。
「カンファレンスビギナーのためのRubyKaigiの楽しみ方」みたいなイベントを企画してみるとかはありかもしれないなと思っています。

Shippio x MoneyForward

最後に宣伝です。
今週末の19日(金曜)にRubyKaigiのスポンサー同士でアフターパーティーを開催します!

moneyforward.connpass.com

弊社マネーフォワードはエンジニアの社内共通語が英語になるためこういった英語登壇やイベントを開催したいと考えていた折、Shippioさんを見つけ打診させていただいた流れです。
たまたまですが弊社オフィスがある田町から1駅の浜松町でとても近くて移動が助かるなーと思っていますw
当日はぼくも京都から出張で参加する予定です、まだ資料はできていませんが飛び入りLTできそうだったらやってみようかなと考えています。
実現したら人生初の英語LT登壇になりますね、TOEICの点数が最近伸び悩んでるのでかなりプレッシャーを感じてます。

さらに翌週の24日(水)はKyoto.rbで今回のRubyKaigi 2023をふりかえろう!というイベントを開催します。
こちらは登壇枠を用意していますが、「このセッションが面白かった!」や「初めてRubyKaigi参加してこう感じた!」、「ブース設営したけど大変だった」、「運営スタッフしたけどめちゃよかった」みたいなRubyKaigiに関するなにかを話してもらえればいいかなーと思ってます。
準備とか大変だと思うのでひたすら5〜10分くらい話すだけのスタイルでもいいかなーと思っています。という感じでRubyKaigiが終わってからもRubyKaigi熱は冷めないのだ!という主張をしてブログを終えようと思います。

kyotorb.connpass.com

来年のRubyKaigiは沖縄開催なので前後で休みいれるかワーケーションして沖縄満喫して帰ってこようかなーとかなり本気で考えています。
5月なら海開きしてるだろうし、ちょうど熱くなり始める時期だから最高カンファレンスでは???

RubyKaigi 2023でスポンサーとコミッター特典の名前を書く権利を行使してきました。
ちょっとしたことですが、めちゃくちゃテンションが上って自撮りしようと四苦八苦していたらスタッフの方が見かねて撮影してくれました。その説はお世話になりました。

スポンサーボードに名前が書けて最高だった。ひゃっほーい!!!

友人に「太った?」って言われたけどXLサイズ来てるから太って見えるだけ!

今年のRubyKaigiも最高だったぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!