おうさまのみみはロバのみみ

ネット上での木の洞

意識高いことをしようとしたら猛反撃にあって撃沈した話

やろうとしたこと

  • 会社でQiita Teamを契約してもらっているのだが投稿してる人がほぼ固定されているので投稿のハードルを下げていろんな人に投稿してもらいたい
  • 副次的にいろんな技術的投稿に目を通すことで技術的な知見を得たり、知識を増やしていくような活用がしたい

(弊社ではQiita Teamは技術的内容のみが投稿されている状態にしたいという意向で
ガイアックスさんみたいな日報などはアップしない方針になってます。)

提案した内容

  • 週に2時間くらいの技術書を読む時間を就業時間内で確保する
  • 隔週で読んだ技術書の内容をQiita Teamに投稿
  • 読む技術書の選定は上司と相談

細かい点などはあるもののだいたいこんな感じのことをしようと提案したところ
時間をとってみんなの意見を聞いてほしいと言われたので1時間ほど時間をとって概要説明と各個人全員に強制的に意見を聞いてまわりました。
そしたら結構な反撃をされてちょっと想定外だったので今後似たような提案するときの参考になるよう備忘録化しておきたいと思います。

みんなの反応

殆どの意見は条件付き賛成という感じで、数人が反対というスタンスだった。
↑これ重要。みんなやりたくない…ではなく、提案された内容を一部変えてくれればやりたいというスタンスが殆どでした。
まぁ出来る限りやりたくないという意見もありましたがw

以下その内容。

  • 2時間という縛りが厳しい
    • もっとも難色を示されたのがこの時間に対してだった
    • 週2時間という時間が多すぎる&成果を出すには短すぎるなど
    • 読む速度や読んでいるものによって個人差が出てしまう
  • ただの読書感想文ならみたいと思わないし、見たくない
  • 技術書に限定しないで欲しい
    • Web上の記事やアウトプットするならそれこそ最近面白かったゲームの内容でもいいのではないか。
    • 日経ソフトウェアなどの雑誌をリレー形式で投稿させるなどの工夫があってもいいのではないか。
    • 会社の時間を使って本を読む以上会社への還元が必要だがそれならWeb上のURL貼れば済むだけの話ではないか。
  • 加点方式にしてほしい
    • 書きたい人だけ書けばいい、書きたくない人に強要するのは単純にモチベーションが下がるだけ。
    • 書いた人が得をするようなものならいいが、ペナルティー的な要素があるならやりたくない。
  • ネタがかぶる/同じ本を読んだときに同じような投稿をされてもノイズが増えるだけではないか
    • テーマを決めてチームで投稿させるほうがいいのではないか。
    • 投稿するだけだと技術が身についたとは言えないと思うので成果物を出させたほうがいいのではないか。
  • そもそも読むだけでは技術は身につかない
    • 読んで書いて実際に動かすところまで行くことで初めて技術が身につくのではないか。
  • そもそもめんどくさいのでやりたくない

などなど、他にもいろんな意見はありましたが、 「なるほど…」と思った代表的なものだけでも↑のようにかなりの量になり 返り討ちにあってしまいました。

個人的にはそんな風に考えてるならコメントで意見しろよ!とか
実際それで投稿者が固定されてんだろ!とか
ただアウトプット増やすだけならSNSでもいいわけで技術的内容に絞りてえんだよ!とか

思わなくもないでしたが
まぁ言わんとしてることも理解出来たので一旦内容に関してブラッシュアップする方向で現在調整しています。

最大の問題

今回の問題としては個人間のモチベーションに思っていたよりも差があるということを考慮していなかった点かなぁと思います。
ボク自身は社内向けなんだし、投稿のハードルは比較的低いだろうと思っていたのですが
まだ弊社ではそういうアウトプットを気軽に行う文化がないため
そもそも文章を投稿するということ自体がなかなかハードルが高いということを全く考慮出来てなかったなぁと反省してます。

次点でアウトプットするのが第一目標と言ってしまったのは良くなかったかもって感じですかね。
ボクとしてはアウトプット増やすことと技術的な内容を投稿することが矛盾しないと(両立可能)だと思っていたのですが
そうではないと考える人との温度差がすごかったです。
モチベーション差をどう吸収させるのかは難しいなぁという風に改めて考えることになりました。

なかなか苦い経験だなと感じたため自戒の意味も込めて、
何かを提案するときは自分とは全く違うスタンスの人間がどう捉えるのか?ということを意識すべきということで書き起こしておきました。

こなみかん

社内で○○を普及するために○○おじさんになってひたすら社内にアプローチした!
みたいな話をよく聞いていましたがこれ思った以上に心理的ダメージがデカくて
○○おじさんたち、みんなすごかったんだな…と改めて感心しました、すごい。