今週の水曜、8月20日に会社で受けているEnglish Trainingの総決算として英語の3分間プレゼンテーションをすることになった。 それはいいのだけど、テーマが3つほどあり、発表も質疑応答も英語で行わなければいけないという制約がある。 テーマの中の1つが「自分が好きなこと・もの」だったので、一番話せそうな話題としてこれを選んだ。
んで、わかりやすく自分が好きなものやことを説明する際にゲームや漫画だと話す内容には事欠かないんだけど、漫画の面白さを伝える?英語で???となってしまって、比較的説明がしやすいサッカーを選択しました。
構成としては3部ほどで考えており、「なぜ面白いのか」「サッカーの歴史をふりかえる」「これからのサッカーとは」のような内容で考えています。 自分の好きなチームを中心として、これらのお話をしようと考えていました。 歴史に関してはクラブの設立経緯や特徴、場所はどこか?や地域性のような話をするつもりです。 これからのサッカーに関しては現代サッカーが抱える課題や希望についてを話そうと早々に決まりました。
一番難産で自分でもまだしっかりと答えられないなと思っているのが「なぜ面白いのか?」というトピックです。 少し古いですがこちらの「再現性」がサッカーを面白くしているのではないか?という観点は共感できるところがあります。
一方で、ではそれはサッカー特有の事象だろうか?と考えた時、NOであるとも思いました。 バスケットボールや野球、ゴルフやテニス、水泳やマラソンなどいわゆるスポーツと言われるものにはこの「再現性」が含まれるからです。
ところが、人は自分にとって面白いスポーツとそれ以外を分けて受け取っています。中にはスポーツ全般が好きではないという人もいるでしょう。 その分水嶺は何故起こっているのか?これがぼくには説明できませんでした。
自問自答していたところ、なんとなくこれではないかな?と思う点が1つだけ思い浮かびました。 それは「サッカーが点が入りにくいスポーツである」ことです。
野球にはホームランが、バスケットボールには3PTシュートがあります。ところがサッカーはどれだけ素晴らしいゴールでも1点しか入りません。 いわゆる大逆転が起こりにくい仕組みがここにあります。
ともすれば、点が入らず停滞している雰囲気がサッカーをつまらないと感じさせる要因になっていると分析される方もいます。 ですが、ぼくはこれこそがもしかするとサッカーが面白い理由かもしれないと思いました。
点がなかなか入らないからこそ入ったときのカタルシスが気持ちいい。 この気持ちよさを感じたいと思うことが面白さつながっているのではないかと。
実際のところ、面白さはたった1つの言葉で語れるほど単純ではないと思います。 一方で自分自身がサッカーというスポーツのどこを楽しいと感じているのか?は少し整理できた気がします。
サッカーはなぜ面白いのか?
おそらく普遍的な答えはなく、人によって違うのだと思います。今回ぼくが得心したと思っていることも数年後には変わっているかもしれません。
おもしろいって何なんでしょうね。 ぼくたちはそれを本能的に理解しているけども、この面白さを伝えようとした時の難しさ、もどかしさは普通ではないなと改めて思った……とこのブログを書いてる間にTwitterで以下の意見をもらえた。
同じレーンには立たない、こう動いたときはこうする、といった連続的で再現性のあるシステムと、それを瞬間的に打開する発想やフィジカルの両輪が絡み合ってるから楽しいんだと思いました!今!
— ocean (@oceant) 2025年8月18日
言われてみるとなるほどとなった。 他のスポーツを貶すわけではないが、確かにサッカーは連動性が高いスポーツの1つだと思う。 戦術レベルではそれらをピッチ上で選手が攻撃したり防いだりしている。 戦略レベルでいうなら相手が苦手とする組み合わせを生み出し、そういった攻めやすさや守りやすさを表現できる陣形や人の配置を行っている。
そういったあれこれを考えたり、無意識的に理解している瞬間が楽しいのかもしれない。