社内ドキュメントを整理していたら昔書いた記事が見つかったのでこっちにも転記しておく。 社内事情が含まれないポエムとして書いていたので、社外に公開しても問題ない。
TL;DR
ふと思い至ったので雑に書く。
結論
そもそもあまり使い分けていない。 がざっくり個人か会社か?のスタンスで投稿先をわけてる。
メディア一覧と特徴
ぼくが使ってるメディア媒体は主に4つ。
- おうさまのみみはロバのみみ
- note
- 主に技術広報としての情報発信がメイン。四半期〜半年に一度思い立ったように更新する。
- Money Forward Developers Blog
- 主に会社で経験、体験、得た知識や所信表明を記載している。
- まねふぉ執筆部
- 初代編集長しゃりふ氏から引き継いだ社内 非公式 部活動。
- 非公式は会社のお金が一切介在していない、という意味です。
- ブログよりもまとまった量の文章を書く。あと本が出せるという体験が苦しくも楽しい。
- 初代編集長しゃりふ氏から引き継いだ社内 非公式 部活動。
この他にも技術系の投稿をする個人サイトを作ったがあまり活用できていないのでそれは割愛した。 最近個人サイトを閉じてzennに移行しようか検討中。
どっちのほうがよいか?
個人的に集客という意味でいうと圧倒的に個人ブログのほうが強い。 だが個人ブログはゲームやライフイベント、あとはポエムや書評なども書いているため結果として分母が大きくなる。 つまり技術的な観点で期待しているひとはさほど多くないと思っている。
反面、noteや会社のテックブログは技術が軸として書かれていることを期待されている。 よい点は個人ブログではレビューは自分自身でするしかないが、会社のお仕事として取り組むnoteやテックブログはレビューがもらえる。 これによって、ただの感想文がちょっとマシな感想文くらいにはなるので重宝している。 ただテックブログは会社が倒産するとなくなる危険がある。実際に体験したこととして過去に働いたゲーム会社で書いた記事が消滅した。
なので、会社の実績と個人の実績両方の足跡を残しておくのが大事だと考えている。
どういう判断軸か?
よりコンテキストが会社によっている場合はテックブログを使う。 それ以外の例としては会社の採用活動の一環や広報活動の一環として使うことがある。
個人ブログは会社のコンテキストとは異なるものをおくことが多い。 個人としての実績に重きをおいているので、書評や経験談、そのときに考え感じたことなどを書いている。 これはいわばログなので、あとから自分が見返したときに「こんな事考えてたなー」とか「え?今だとこう考えるけど当時そう思ってたの?」みたいなことを考えるためのメモ書きとしておいている。
メモ書きなのでそんなに大層なことはないかもしれないが、日々開発していると「お。このアルゴリズムを使うと計算量が減ってパフォーマンスがよくなるぞ!でもブレイキングチェンジだからプロダクトには組み込めない…じゃあ個人ブログで供養するかー」というケースで数年後に「あーなんだっけ?なんかのアルゴリズム使うとパフォーマンスが上がるケースがあったよなー」という記憶の片鱗から引っ張り出すことがまれによくある。
なので、個人ブログはぼくにとってフローな情報であり、会社の持つ媒体はストックな情報として扱う傾向がある。 あくまで傾向であって必ずしもそうとは言い難いが、会社のブログやメディアに書くというのはその時点での自分の役職や立場、課題感に大きく依存するのでざっくりこんな感じで書いている気がする。
個人としてはあくまで成長曲線とログがわかればいいので清書はしない。 一方、会社ブログはそれなりに会社というブランドを背負うことになるのである程度気をつけてはいる。
まとめ
どちらがいいか?ということは一概には言えないとおもう。 個人的に個人ブログでいいと思ってるので、会社ブログに出す価値がないと感じる…という意見もあると思う。 それ自体を非難することはないし、まあそういうこともあるよね!と考えてる。
ただ個人ブログを持っていない人、個人とインターネットを紐付けたくない人にとっては会社ブログは個人とインターネット格を同一視させず表現できる場としても機能する。
つまり、使いたいように使えばいいと思う。 個人ブログをやってみたいがやったことがない人には練習の場としてもらえればいいし、採用活動・広報活動の一環として使ってもらってもいい。 あくまで会社のテックブログやメディアはハコモノなので、それをどう活かしていくか?は中のひとがやりやすいように改善していけばいいと思う。