Kyoto.goのオーガナイザーを2023年1月を持って退任します。

TL;DR

タイトルが結論。 Kyoto.goのオーガナイザーはやめるけどいまの会社やKyoto.go以外の活動をする…ということではないです。

なんで退任するの?

Kyoto.goは2020年1月に発足した、比較的若いコミュニティです。 ぼくが発起人となって、さまざまな方にご協力いただいたり参加していただいたことでいまなお続くコミュニティへと進化してきました。

kyotogo.connpass.com

元々ぼくはあまりコミュニティ運営やマネジメントの能力があるわけではない中で始めたので発足当初から自分がいつか退任することを想定していました。 ただ、退任するにしてもコミュニティは継続してほしいとも考えていたので、できる限りの意思決定のログを残すようにしていました。

1年目はコロナ禍というコミュニティどころか社会全体が激動の年となりました。 2年目はGo Conference 2021 Autumnの運営メンバーにKyoto.goとUmeda.goの関西Goコミュニティ共催という形で関わらせてもらいました。 3年目となる今年は運営としてではなく、登壇者としてKyoto.goのメンバー全員がGo Conferenceに登壇することができました。

そうして4年目が見え始めたときに自分がいつまでもオーガナイザーをするのはいいことなんだろうか?という心の奥底にあった疑問が浮上します。 この件に関してはぼくが知る限りとてもスムーズにコミュニティの継承をしていたお二人、そーだい@初代ALFikkitangヒアリングと相談をさせてもらいました。

www.ikkitang1211.site

相談した結果は耳が痛いものからこれはできている、というものまでさまざまでした。 そして、誰かに相談することで自分がなぜコミュニティを引き継ぎたいか?という思いを言語化、自己認識することができました。

  • 3年目という1つの区切りであること。
  • 学生の街京都という特性をもっと活かしたいこと。
  • 世代交代を促すことでコミュニティとしての寿命を伸ばしたいこと。

その他にも大小様々な理由はありますが、大きくはこの3つが影響しています。

今後のKyoto.goはどうなるの?

来年1月からは共同オーガナイザーだった @ujiさんがメインオーガナイザーに昇格します。 そのサポート役として引き続き@yebis0942さんにお願いをしています。 そして、最後にぼくことluccafortがオーガナイザーを退く、ということを計画しています。

とはいえ、Kyoto.goはちょいちょいぼくが寝坊したり体調崩したりでお二人に代役や主催をお願いしていました。 その関係もあり、引き継ぎ自体は概ねスムーズにおこなえていると感じていますし、そういったフィードバックももらっています。

残り日数としては3ヶ月を切ってしまいましたが、仕組みや作業的な部分は普段から一緒にイベントを開催していたので問題ないでしょう。 では、なにが課題になるかというとコミュニティ自身の軸やなんとなくぼくが「Kyoto.goはこうありたい」と考えていたことを言語化し、お二人に伝える必要があります。 このコミュニティではなにを大事にし、なにをやらないのか。 そういった、エモーショナルな部分を引き継いでもらうことで次にバトンを渡すときに「Kyoto.goはこれを大事にするコミュニティなんだ」といえるようにしたいと考えています。

一例としてコミュニティで定義することがあるかわかりませんがMission/Vision/Valueを定義してみました。 まだ草稿段階でこれからまだまだ変わる可能性はありますが、ひとまずこういうことを大事に思っている…と書き出してみたつもりです。

scrapbox.io

ぼく自身はオーガナイザーからは外れますが、いままであまりできていなかったイベントの告知や参加レポートをブログに書くなど、Kyoto.goの情報発信をもっとやっていきたいなと考えています。

まとめ

タイトルの通り、Kyoto.goというコミュニティを立ち上げ、およそ3年ほど運営してきました。 コロナ禍など想定外の事態にも見舞われましたが、それでもここまで継続することができたのは参加してくれた皆さんと支えてくれたujiさん、yebisさんのお二人の力によるところが大きいです。 創設当初は3年も続くとは考えていませんでしたが、毎月なにかしらのイベントを開催することができ、そこに参加してくれる人がいる。

そしてなによりもコミュニティを立ち上げたときの目的だった「ふらっと来たときに技術の話で盛り上がれる場」としてのコミュニティに成長してくれたのではないかと思います。 来年からはオーガナイザーが変わることで、有形無形を問わずなにか変化が生まれるのではないかと思います。

そうなるといいという期待とそうしていくぞという気合の両方がある状態です。 失敗したらどうしよう?とは微塵も感じられていないのはKyoto.goが大事にしてきた文化の一つ、Fearless Changeが身について来たのかもしれないです。

ということで来年から世代交代したKyoto.goになります。 いろいろとご不満な点も出るかと思いますが、その際は率直なコメントをいただけると嬉しいです。