TL;DR
- 自分が主催するKyoto.goのイベントで golang/go のIssueを読み漁る会に参加した
- 割とぶっつけ本番でやったが意外といい企画だった
- よいイベントなので継続してやりたいと言いう思いと誰にとってもいい企画だったのでもっと周知したいなと思った。
今回の企画はujiさんプレゼンツだった。 元々はGoCon運営もあるし、毎月継続しているけど10月難しそうだなーというところから 10月は忙しくて開催できないかも〜という話やイベントの立て方が定型化してきていることを議題に上げました。 定型化していることに大きな課題感を感じたというよりはたまに味付けを変える変化をつけて、いつもと違うメンバーが参加しやすいイベントを目指したいね…という話しをメインでしてました。
あとはアンケートをそういえば取れてないから取りたい、Kyoto.rbでは新しく参加したメンバーがブログを書いてくれていた、Umeda.goみてると我々の運営メンバーは少ないのでは?…という話をしていました。 実際にKyoto.rbのるりま読書会で書いてもらったブログは↓
詳しい内容を知りたいかたは議事録を公開しているのでこちらを読んでください。
当初、イベント企画していたときはOSSにコミットできるといいよね〜という夢の話しをしてました。
会が始まり、まず読みたいIssueを探そうという話になったのでDiscordのスレ機能を使って気になったIssueを収集しよう!というチャレンジをしました。
その際、Issueの探し方もスレに書いてもらうようにしました。「 label: NeedsFix
から探している」「 label:Proposal
が面白そう」「NeedsFixが多いから label:help wanted
みてみる」という個々人で別々の動きが生まれて面白かったです。
Issueのうち、これが気になる!というものが見つかるとスレにURLを貼る方針で30分 + 10分ほど時間を取りました。 時間後はどういう点が気になって、そのIssueを選んだのか?を軽く説明してもらい、絵文字リアクションで投票の多いものからみていく…ということをしてみました。
気になったIssueをみていると次のような会話が生まれました
- 提案内容で挙げられている実装で課題そのものは対応できそうだが、セキュリティ要件が含まれるので迂闊に実装するのが不安
- 普通にこれ直せばコントリビュートいけそう。日曜のお供にどうぞ。
- 初めてGoのリポジトリにPR作ったとき、GitHubで完結すると思っていたものがGerritで議論されたりしていて驚いた
errors.As()
のこの挙動は知らなかった。普通に罠っぽいので直ってほしい→直されてる…どういう変更をしたんだろう?→変更されたPRのコード眺める- Proposalのラベル面白い。error-handlingのラベルも面白い。
- Rejectされているけど
then
keywordの提案は正直旨味がないし、いらない。 - いまのままだと難しいのでもうひと工夫ほしいけど
check
keywordが欲しくなる理由はわかる。 - chaining method や
pipeline
演算子みたいな機能が欲しい気持ちはわかる。でもエラーの処理が難しすぎる。いまの提案のままだと難しい。
などなどの会話が生まれて非常に楽しい1時間半になりました。
その後も30分ほど居酒屋トークをおこない、あーでもないこーでもない、この場合はこうしたい、言語仕様にエラーの文脈を入れると途端に難易度が跳ね上がる、Rejectされた label: error-handling
をみるとやりたいことは一緒だけどちょっとGoにはあわないかもね…とGo言語コミュニティらしい会話が生まれて非常に楽しめました。
運営者目線でこのイベントを振り返っても初心者から上級者まで楽しめる企画だなと感じることができ、今後も定期的に開催したいねという元々のマンネリ化してるかも?という課題を克服することができました。
また運営側がなにも用意する必要なく、参加者も事前になにかしておかなければいけないということがなく非常に低コストでイベントを開催できる割に学びを得ることができる点が魅力に感じました。
↓開催後の参加メンバーの感想。
#kyotogo でGoのerror handlingに出てるCloseされたProposalを眺めてたけど、なかなか斜め上の提案が多くて面白かった
— syumai (@__syumai) 2021年8月22日
goのissue読み漁る会、とても良かった
— uji (@uji_rb) 2021年8月22日
PR出せそうなissueいくつか挙がったので触ってみようかな#kyotogo
acceptになったプロポーザル眺めてみんなでわちゃわちゃ会話するのめちゃくちゃ楽しかった。
— luccafort (@luccafort) 2021年8月22日
あと普通にやりたいことがわかりつつ、これでは駄目そう!とかこれめっちゃいい!みたいな言語の理解に繋がってよかった。#kyotogo https://t.co/nQzFTeoKGb
返り値ベースのエラーハンドリングとメソッドチェーンって相性悪そうという話題が面白かった。
— yebis0942 (@yebis0942) 2021年8月22日
Rustではselfを返すメソッドチェーンは頻出という話もあって、実際の使われ方が気になる。https://t.co/UrCW1GTm1H#kyotogo
運営者の1メンバーなので少しポジショントークな感じもして、純粋な意味での参加レポートという感じではないのですが、他のコミュニティでも応用ができそうな企画案だったことと先日イベントに参加したらレポート書いてね!という話しをしたのでとりあえず雑に書いてしまおうと考えてこの記事を書いています。
Kyoto.goではGoに関係する全てのひとが楽しめるコミュニティを目指しています。
もし、こういうことがしてみたいんだけど?や運営のボランティアしてもいいよ!というかたがいたらGophers Slackの #kyoto
チャンネルに投稿いただければと思います。
最後に告知です。 弊社マネーフォワードの関西拠点でミートアップをおこないます! ぼくは登壇しないのですが、関西拠点で働くメンバーが参加しています。 「カジュアル面談するほどではないけど話だけ聞いてみたい」や「マネフォって関西拠点あったんだ?」というかた向けのイベントになっています。 関西で働くことに興味がある、マネフォってどんな会社なの?ただのミートアップと何が違うの?と思われたかたは是非ご参加してメンバーに質問してみてください! 少しでもぼくたちマネーフォワード、その中でも関西拠点で働くメンバーや拠点のことに興味を持ってもらえれば嬉しいです。